記事詳細

【長田昭二 ブラックジャックを探せ】直腸がんロボット手術」のスペシャリスト 東京医科歯科大学・消化管外科教授、絹笠祐介さん (1/2ページ)

 いわゆる大腸におきるがんの中で、とりわけ発生頻度の高い直腸がん。東京医科歯科大学大学院教授で同大医学部附属病院(東京都文京区)大腸・肛門外科科長の絹笠祐介医師は、この直腸がんに対する「ロボット手術」の領域で日本を代表する消化器外科医。

 デビューした当初は開腹手術を徹底的に学び、その後腹腔鏡手術に転じると、そこでも高度な技術を身に付ける。

 「自分の性格はストイックなほうだと思います。自分に厳しい分、人にも厳しくなるんですが…」と苦笑するが、腹腔鏡の技術を究めると、当時国内では直腸がんに導入されていなかったロボット手術にシフト。日本を代表するがんの専門病院で症例数を重ねていく。

 「極論を言えば、患者のおなかの中に手を入れて行う手術が一番理想的なはず。でも、いまの私にとって、暗くて狭いおなかの中では、自分の手よりもロボットのほうが使い勝手がいい」

 他院と比較して、手術に伴う合併症の少なさや在院日数の短さなど、数字で見える患者満足度の高さが突出していることが、絹笠医師の言葉を裏付ける。

 当然、他の医療機関では困難とされる高難度の症例が絹笠医師に集まって来ることになる。

関連ニュース