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【歯周病とコロナ 感染予防を追う】強力な抗菌能力持つ「唾液」のIgA ヨーグルトやビタミンCの摂取で増やせる! (1/2ページ)

 新型コロナウイルスへの感染予防や重症化防止のためには、人間が本来持っている免疫が重要だ。しかし、自分の免疫の状態が正常なのか、あるいは疲れ切っているのかをどのようにして把握すればいいのか-。じつはそのヒントが、「唾液」に隠されている可能性が出てきた。

 『ずっと健康でいたいなら唾液力をきたえなさい!』(扶桑社)などの著書で知られる神奈川歯科大学副学長の槻木恵一教授は、こう話す。

 「唾液には、抗菌、消化、粘膜保護、自浄、排出、再石灰化(歯の表面の保護)、緩衝などの機能があります。中でも唾液の抗菌作用は強力で、リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなどの成分が、口の中に入ってきた細菌やウイルスを撃退しているのです」

 槻木教授によると、特に強力な能力を持つのが「IgA(免疫グロブリンA)」という抗体の一種。一般的に唾液腺から1日当たり50~100ミリグラム程度分泌され、唾液に含まれる抗菌物質の中では最も分泌量が多い。

 「外界に接し、食事という形で異物が体内に入ってくる口腔には、つねに高い免疫力が求められますが、そんな口のバリア機能の中心的な役割を担っているのがIgAなのです」

 IgAによる感染症予防効果はきわめて大きい。IgAの値が低い人はかぜやインフルエンザにかかりやすいことが、これまでの研究で明らかになっているという。

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