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【人工関節置換手術 最新現場を追う】関節の外または中か…膝の何が痛むか診察・鑑別を (1/2ページ)

 股関節や膝関節に問題が生じると、動きが悪くなり、歩行時などに痛みが起こることで、日常生活に支障をきたす。そうした問題を改善するための選択肢の一つが「人工関節置換術」だ。

 「膝関節疾患には、変形性ひざ関節症、大腿骨内顆骨壊死、関節リウマチなどがあります。中でも一番多い変形性膝ひざ関節症は、加齢性が主な原因となる一次性と、外傷などで変形を生じる二次性があります」。

 そう説明するのは、熊本機能病院(熊本市)人工関節センター長の高橋知幹医師。

 関節リウマチでは抗リウマチ剤などの薬剤を使用し、変形性ひざ関節症や大腿骨内顆骨壊死では、まず保存療法が行われる。

 治療方針について、日産厚生会玉川病院・整形外科副部長の柳澤克昭医師は次のような指針を示している。

 「膝の痛みには、関節の外の痛みと中の痛みと、大きく分けて2つあります。膝の関節は筋肉が非常に少ないので、筋肉性の痛み、いわゆる腱・腱周囲炎の方もたくさんいます。また、ひざの内側の痛みでは、軟骨がすり減り、関節の中で痛みを起こしている場合も多いですが、患者さんは何の痛みかわからない。そこで、まずはきちんと診察・鑑別して治療方針を決定することが大切です」

 主な治療方法は以下の通りだ。

 (1)リハビリテーション…膝の痛みに最も有効なのは、実はリハビリ。歩き方のクセや、痛みを回避する動作によって、筋肉の偏りを生じ、余計に痛みが増している場合も多いため、まずはリハビリで筋肉のバランスを整えるところから始める。

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