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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】ほくろの変化を見逃さず受診を 利根中央病院皮膚科・永井弥生さん (1/2ページ)

 群馬県沼田市にある利根中央病院は、県北「利根沼田地域」を代表する中核医療拠点。

 ここの皮膚科に勤務する永井弥生医師は、臨床と並行して、患者の不満や不安、医療者とのコミュニケーション不足から生まれる対立を未然に防ぐための取り組み「コンフリクト・マネジメント」のスペシャリストとしても知られる皮膚科医だ。

 永井医師がいま力を入れるのが、メラノーマ(悪性黒色腫)の啓発。皮膚がんの一種のこの疾患は、皮膚にある「メラノサイト」という色素をつくる細胞が悪性化して起きる、時にほくろのようにも見えるがん。

 「大きさだけでなく悪性度に関係するのは“深さ”。小さくても深いと、進行していることがある。早期で、皮膚の浸潤が浅ければ手術で取りきることができるけれど、深部に達してしまうと遠隔転移を招き、生命に関わることにもなってきます」

 ほくろの存在に気付いた時の、患者自身の初期対応が、治療の成否を左右する。

 「皮膚科医が専用のスコープで見れば、大体の見当は付きます。そのうえで怪しい時には組織検査や、検査を兼ねた手術に進むのですが、最初に気づくのは患者さん自身。新しいほくろができた、あるいは見た目に大きくなったり形が変化しているほくろがある時には皮膚科を受診してほしい」

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