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【マンガ探偵局がゆく】江口寿史のスポーツマンガ ファンの間で続編が待たれる『エイジ』 (1/2ページ)

 今回はちょっと毛色の変わったスポーツマンガの調査依頼だ。

 「江口寿史さんの描く可愛い女の子が好きです。最近になって、江口さんが描いたスポーツマンガがあると聞いたのですけど、汗臭いスポコンをポップな江口さんが描くなんて、ちょっと想像がつきません。ちゃんと可愛い女の子たちは出てくるのでしょうか?」 (美少女ファン・38歳)

 依頼人が言うのは、江口寿史が「月刊フレッシュジャンプ」1984年9月号から85年3月号に連載したボクシングマンガ『エイジ』のことだろう。

 主人公の赤木英児は16歳の高校生。父親の圭児郎はかつて「ボクシングの理想を体現したボクサー」「リングの芸術家」と呼ばれた天才ボクサーだったが、既に他界。父がはじめた赤木ボクシングジムは母が経営を引き継ぎ、兄の攻児郎は父の跡を追ってボクサーになっている。しかし、英児はボクシングには関わろうとせず、校則を破り、アマチュアのロックバンドのギタリストとして青春のエネルギーを燃やしていた。

 ところが、かつて父のトレーナーだった乃木大吾が久々にジムに姿を見せたことで、英児の中でボクサーの血がたぎり始める。

 と、書いてしまうとおなじみのスポーツマンガと変わらないように思えるかもしれない。だが、そこは江口寿史である。泥臭くないポップな作品に仕上がっているのだからさすが。

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