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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】歯みがきを楽しんで効果的なヘルスケア 高柳歯科医院歯科医師・高柳篤史さん (1/2ページ)

 埼玉県幸手市。閑静な住宅地にある高柳歯科医院に勤務する高柳篤史歯科医師は、「歯みがき」を日常生活に無理なく溶け込ませるための取り組みに力を入れる、予防歯科のスペシャリストだ。

 一般診療と並行して学校や高齢者施設、さらには地域の人たちが集まるイベントに顔を出して、その人に合った、効果的で効率的な歯みがきの指導を実践する。

 「歯みがき指導を受けると、その時は上手に磨けるようになるけれど、長続きしない。それは口の大きさや歯の形状、歯ブラシの持ち方、歯みがきにかける時間など、予防歯科との向き合い方が千差万別だからです。それでも歯みがきを “楽しい”と思ってもらえれば、効果的なヘルスケアにつながります。それを知ってもらうのが目的です」

 患者一人ひとりの生活習慣に耳を傾け、歯ブラシの選び方から丁寧にアドバイスする。

 「一本一本丁寧に磨く人はヘッドの小さな歯ブラシが向いている。逆に大きく動かして磨く人にはヘッドの大きな歯ブラシが合う。歯ブラシはあくまで道具に過ぎない。体を道具に合わせるのではなく、その人の口に合った道具を選ぶべき」

 毎日実践している歯みがきも、意外に知らないことや間違って覚えていることはあるものだ。歯みがきの後、水で口をゆすぐ人は多いと思うが、あれは本来不要な行為だ。

 「水でゆすぐと、歯みがき剤に含まれるフッ素を流してしまうのです。みがき終えたらペッと吐き出すだけで十分。どうしても気になる人は、少量の水でゆすぎます」

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