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【BOOK】力道山、ディズニーアニメ、アポロ11号…昭和の子供の思い出はブラウン管の中 牧野良幸さん『少年マッキー僕の昭和少年記1958-1970』 (1/3ページ)

 鉄腕アトム、鉄人28号にサンダーバード。ゴジラ、モスラにウルトラQ。白黒テレビでみた力道山…。イラストレーター、エッセイストの牧野良幸さんが、アラカン世代には懐かしいレトロな昭和の子供文化を語り尽くした。 (文・高山和久 写真・松井英幸)

 

 --執筆の経緯は

 「洋楽に目覚めた中学2年以降を『僕の音盤青春記』として3冊出版しましたから、その続編として少年の頃の思い出を書き描いてみたかった。構想3年、最初はテレビ番組や音楽の話を細かく書こうと思っていましたが、結局文章にイラストをプラスしたスタイルの本にしました」

 --少年期を振り返る作業は大変だったのでは

 「自分の記憶を、当時のエピソードを念入りに調べて裏付けしていくと、今度は思い出が崩れていくことも。離れて暮らしている母にも昔のことを電話で尋ねて検証を重ねました。読者が自分のことのように思い出のイマジネーションが浮かんでくるように書きたかったんです」

 --イラストも当時を鮮明に再現しています

 「部屋の中や街並みなどはあの時代の空気感を再現したいという思いが強く、プラモデルやテレビなどの色あいなどは最終的にはネットなどで確認しながら描きました。一方で絵の面白さがなくなる場合、鮮明さは求めなかった部分もあります」

 --自身の少年時代は

 「ぼんやりとした記憶の幼少期はテレビの『日本プロレス中継』の力道山と『ディズニーランド』のアニメーション。小学校低学年の頃は怪獣映画。5、6年はもう疑似大人。テレビの深夜番組をこっそり、ドラマのキスシーンなど寝たふりして見たこともありました」

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