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【今から始めよう!70代まで働く健康術】咀嚼機能が失われると「認知機能の低下」につながる 歯のメンテナンスを定期的に行い、しっかり噛む意識を (2/2ページ)

 歯周病は、口の中の悪い菌(ジンジバリスなど)が、歯と歯茎の間から侵入し、歯肉に炎症を起こす病気である。歯肉の炎症を放置していると、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かすことで、歯が抜ける原因となる。また、ジンジバリスなど悪い菌が血流に乗って全身を巡ることで、糖尿病やアルツハイマー病などに関与することもわかってきた。

 「歯周病を放置せずに、歯のメンテナンスを定期的に行い、しっかり噛むことを意識して生活することが大切です」

 近年、歯周病で失われた歯槽骨を再生医療で治し、インプラントを補填(ほてん)するような治療法も行われている。歯周病で失われた骨は補填し、強化すればよい気がするが、そんな単純な話ではないようだ。

 「骨というのは、衝撃にも耐えられるような柔軟性も持っています。単に硬いものではありません。また、骨の新陳代謝がうまくいかないと、骨の本来の働きができないのです」

 だからこそ、歯を守ることは大切で、悪い状態の放置は禁物なのである。

 ■歯周病の治療とは

 (1)正しい歯磨きの指導が行われる

 (2)歯石を除去する

 (3)歯と歯ぐきの間の奥深くに歯石がたまっているときには、外科的に歯ぐき を開き清掃する

 (4)かぶせ物などで隙間が生じているときには、やり直す

 (5)かみ合わせの調整

 (6)糖尿病は歯周病を悪化させるために全身の健康管理も指導

 (7)定期的にメンテナンスを行う

 ※厚生労働省資料から抜粋

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