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【食と健康 ホントの話】自粛生活で心配「骨の健康維持にビタミンD」 食事・日光浴・運動で強い骨に (1/3ページ)

 自粛生活が続き、健康面で心配されることの1つが、骨の問題だ。

 外出する機会が減ると、体を動かす機会が減り、日光を浴びる機会も減る。骨量(骨密度)を増やしたり維持したりするためには、運動による骨への刺激と、日光を浴びることで摂取できるビタミンDが不可欠だからだ。

 自粛生活で骨量不足がとくに心配されるのは、子どもと女性だ。

 今回は子どものころから骨量を意識した生活をすることが大切な理由を、順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科准教授で、小児・AYA世代ボーンヘルスケアセンターの坂本優子センター長に聞いた。

 ヒトの骨量は生まれてから成長するに従って増えていき、18~20歳にその人の最大骨量(ピークボーンマス)に達し、以降はそれ以上にならないことがわかっている。そのため、10代のうちにできるだけ骨量を増やす努力をすることが重要だ。

 骨量を増やす(成人以降は維持する)ためには、運動と栄養の両方が不可欠。まずは運動から説明しよう。

 骨に物理的な刺激が加わると、骨細胞の周囲の水分が動いて微量の電流が骨細胞に伝わり、強さが増すといわれている。詳しいメカニズムはわかっていないが、陸上競技の選手の骨密度は高めで、帰還した宇宙飛行士の骨密度は出発前より有意に低い。そのことからも、骨への刺激が大切なことがわかるだろう。

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