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【いまさら聞けない高血圧】高血圧治療で薬を一生飲み続ける理由 正常値内にコントロールできる (1/3ページ)

 何も対策を講じないで放置すれば、その先に脳卒中や心筋梗塞など、命に関わる病気が待っている高血圧。では具体的にどんな治療が必要なのだろう。そしてその治療は一生続くものなのか-。高血圧治療の第一人者、大阪大学大学院教授の楽木宏実医師が解説する。

 

 高血圧の治療は、生活習慣を見直すことが第一ですが、多くは「投薬」が必要になります。

 高血圧が起きる仕組みは、「腎臓が塩分を正常に排出できなくて血管に負担がかかる」「血管の過剰な反応や動脈硬化で血行不良になる」「血行不良でも心臓が頑張って圧が高まる」の3つの要素が組み合わさったもの。したがって、高血圧治療の薬はこの3つの要素のいずれかに作用するように作られています。

 いま使われている高血圧治療薬は、大きく次の4つに分類されます。

 (1)腎臓からしっかり塩分を排出するように作用する薬

 (2)血管を拡張して血流の抵抗を減らす薬

 (3)腎臓と血管と心臓の関係を調整するホルモンに働きかける薬

 (4)心臓に「頑張らなくていいよ」となだめてあげる薬

 (2)と(3)がよく使われていますが、日本では食塩を多くとっている人が多いので(1)も重要です。

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