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【マンガ探偵局がゆく】時を越えて転生した雑誌? 「漫画少年」と「マンガ少年」の関係とは (1/2ページ)

 今回はいつもとは毛色が違う調査依頼だ。

 「初歩的な質問でお恥ずかしいのですが、この記事の中に時々出てくる『漫画少年』と『マンガ少年』というのは同じ雑誌なんでしょうか? 同じだとすると、いつぐらいに“漫画”から“マンガ”に変わったのでしょうか? そこがずっと気になっているのです」 (56歳・気になるおっさん)

 

 マンガ探偵局はどんな依頼であってもお引き受けするのがモットー。読んでいるみなさんも編集部までどしどし調査依頼を送ってほしい。

 さて、依頼の件だが、『漫画少年』と『マンガ少年』は別々の雑誌だ。『漫画少年』は1948年1月号から55年10月号まで発行された月刊少年誌。発行元の学童社は、戦前の講談社で『少年倶楽部』や『講談社の絵本』の名編集長としてならした加藤謙一が戦後設立した出版社。井上一雄の『バットくん』や原一司の『カンラカラ兵衛』、手塚治虫の『ジャングル大帝』『火の鳥』などを連載し、佐藤紅緑らの小説にも人気があった。また、新人マンガ家の登竜門として、石ノ森章太郎や松本零士、赤塚不二夫らを世に出したことでも知られている。

 一方の『マンガ少年』は1976年9月号から81年5月号まで発行された月刊少年マンガ誌。月刊誌『COM』の休刊で中断していた手塚治虫の『火の鳥』を連載する雑誌として朝日ソノラマ(現・朝日新聞出版)が創刊。

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