記事詳細

【マンガ探偵局がゆく】「SF宇宙最終要塞」塚本俊昭さんのその後 ニューウエーブとして期待されるも意外な方向転換 (1/2ページ)

 今回はマンガ家の消息に関する調査だ。

 「学生時代に好きだったマンガ家さんのその後が気になって、調査をお願いします。その頃、バイト先の定食屋にはお色気やアクション中心のマンガ雑誌が何種類か置いてありました。手の空いた時にパラパラ読んでいたら、その中の1冊で塚本俊昭さんというマンガ家の短編を見つけたのです。当時私が大好きだった本格SFマンガで、メカも素晴らしいし、何よりもセンス・オブ・ワンダーがありました。店のオヤジさんに頼んで捨てるはずだった古い号をもらって帰り、下宿で塚本マンガだけを切り抜いて、なんども読み返したものでした。その後、名前を見かけることがなくなったのですが、どうされているのでしょうか?」(65歳・嘱託)

 塚本俊昭は真崎守のアシスタントを経て、1974年に『月刊漫画ガロ』に短編「鷹は飛ぶ」が掲載されてデビュー。翌年、『S-Fマガジン』のSF三大コンテスト漫画・劇画部門に短篇「風景の精神」が入選。77年から芳文社の青年誌『漫画パンチ』に「近未来SFシリーズ」と銘打った本格SF短編を断続的に発表、78年夏には初短編集『SF宇宙最終要塞』を刊行した。

関連ニュース