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【今から始めよう!70代まで働く健康術】ため息は「限界」のサイン 暴走する交感神経にブレーキ 38~40度の入浴で「気滞」の解消を (2/2ページ)

 「気滞で心身が限界に到達すると、副交感神経から成る迷走神経が自然に高ぶり、無意識のうちにフーっとため息をつきます。ため息は生体にとっての息抜き。ため息も出ないほど、ひどい気滞になるとうつになります」

 「気滞」では交感神経が過剰な働きをするため、生体の防御反応として迷走神経が働くようになるのだ。迷走神経が働いて生じるのがため息。暴走する交感神経に、ちょっとブレーキをかけるような役割を担う。

 「職場で、ため息ばかりついている人がいたら、『今日は帰った方がいいよ』と声をかけていただきたいと思います」

 並木医師の和漢診療科には、昨年来のコロナ禍で、「気滞」の患者が増え得ているという。気滞に別の東洋医学的な症状が重なって、さらにつらい症状を抱えてしまう人もいる。

 「東洋医学の『気・血・水』という考え方では、気滞が、血や水にも悪影響を及ぼします。ストレスから逃れられないという方もいますが、あまり思いつめずに心身を少し休ませて、健康を取り戻しましょう」

 「気滞」の解消には、入浴が役立つという。38~40度のぬるめの湯に10分程度つかる。アロマなどの入浴剤も活用して週2回。心臓病などの持病を抱えている人は、事前に主治医に相談した上で入浴を。

 「ため息が出たら、ゆっくりお風呂に入ってリラックスしましょう」と並木医師は話す。 (安達純子)

■過剰な交感神経の働き

□心拍数や血圧が高くなり顔面が蒼白になる

□手足は冷たいのに手のひらにジンワリ汗をかく

□お腹が張ったような状態で、便秘がち

□食欲がない

□疲れていても夜の寝つきが悪い。夜中に目が覚める

□朝起きても疲れがとれない

※上記のようなことが重なったら、入浴などでリラックスを心掛けよう!

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