【リストに加えたい有名人の店】プロレスラー天龍源一郎さんの店「鮨處 しま田」桜新町

2009.09.11


天龍源一郎さん【拡大】

 東急田園都市線桜新町駅そばにオープンして13年目。プロレスラーの天龍源一郎さんがオーナーの、本格派江戸前寿司店である。

 「プロレスラーって仕事柄、地方に行く機会が多いだろ。飲むのも食べるのも大好きだからあれこれ試したけど、飽きない料理って言うと、やっぱり和食。それで、お店を出すなら寿司って決めてたんだ。俺も大好きだしね」 

 相談に行ったのは、銀座8丁目に本店を構える江戸前寿司の名店「銀座おざわ」。天龍さんが全日本プロレス時代から20年以上通う、行きつけである。

 「寿司ってのは、シャリとネタのバランス次第。どちらも自己主張が強すぎると、ケンカするからダメ。『銀座おざわ』は、バランスが抜群にいいからすごくおいしいんだよ。それで開店するにあたって、シャリの作り方やシャリ切りといったノウハウをご主人に教えてもらったんだ。その通りに再現してるから、ウチの握りは、いわば“おざわの味”だね」

 米は宮城県産「ささにしき」、寿司酢はミツカンの「白菊」を使用。「住宅街の寿司店だから、子供から大人まで食べやすい味を心がけている」という。

 タレントレストランは、自分の店でありながら店に顔を出さないオーナーもいる。だが、天龍さんは週に2、3回足を運び、忙しいと手伝うことも珍しくない。

 「お客さんの『おいしかったよ』って声を直接聞くと、そりゃあうれしいし、『もっと頑張ろう』って励みになる。それにプロレスのことをいったん忘れて、リセットできるのもお店やってるメリットじゃないかな」

 これまで、内外のトップレスラーと渡り合ってきただけに、レスラー仲間の来店も多い。飾り棚に鎮座する一升入りの「吉四六つぼ」には、スタン・ハンセン、ミル・マスカラス、アブドラー・ザ・ブッチャーらのサインがあり、プロレスファン必見だ。

 気になるのは値段だが、ランチタイムには500円の「いわし蒲焼丼」はじめ、お手頃価格のランチセットが9種類。夜は「竹握り(ちらし)」1618円、「特上握り(ちらし)」3270円、「板さんおまかせコース」5555円といった庶民派プライスである。

 「18時までのご来店なら、通常4130円のビール付コースを2800円でサービス中の『18時迄コース』がいいよ。予約宴会なら、酒の持ち込みもOKだから、気軽に来てください」。

ちなみに、女将さんは天龍さんの奥様。京都出身である。

 世田谷区桜新町2の10の1 田中ビル2F(電)03・3428・9797。11・30〜14、17〜23。無休。