更年期後の性欲には差がある

2014.09.06


関口由紀理事長【拡大】

 パートナーが更年期を迎えると、体調不良などからセックスを拒否されることがある。ただし、更年期が過ぎて性欲が復活する人と、そうでない人がいるという。一体、その違いはどこにあるのか。

 【エストラジオールの維持】

 女性は50歳前後になると、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモンの分泌が激減する。その影響で体調不良を伴う更年期障害になるため、60歳に近づき、更年期障害の症状が治まっても、性欲が復活しない人がいる。ところが、性欲が上がる人もいるそうだ。

 女性医療クリニック・LUNAグループ(神奈川県横浜市)の関口由紀理事長が説明する。

 「性欲は、男性ホルモンや脳内ホルモンのドーパミンに関連があり、これらのホルモンが上昇すると性欲は高まります。閉経を迎えた女性の中には、女性ホルモンが完璧に失われることなく、男性ホルモンやドーパミンも増え、性的意欲が復活する人がいるのです。女性ホルモンが、減少することに対する生体防御のためと考えられています」

 女性ホルモンのエストロゲンは、その成分のひとつエストラジオールを血液検査で調べることで、増減がわかるという。閉経前の女性は、生理前後でエストラジオールが100〜300(単位、pg/ml)と変化するが、閉経後には18以下になってしまうのが一般的。

 ところが、閉経後も20〜30をキープし、男性ホルモンの影響も受けて、性欲が蘇る人がいるのだ。「エストラジオールが、10以下に減ってしまうと、男性をいとおしいと感じる感情が減ってしまいます。閉経後のセックスレスの女性は、その傾向があるといわれますが、はっきりした理由は明らかではありません」(関口理事長)

 【豆腐や納豆、サプリ】

 女性ホルモンを補うには、医療機関で行うホルモン補充療法だけでなく、食事からでも可能。エストロゲンに似たような作用を持つ成分の入った食べ物が役立つ。その代表格が大豆のイソフラボン。

 「大豆を食べると、腸内細菌によって、イソフラボンがエクオールという成分に変わり、女性ホルモンのような働きをしてくれます。そのため、閉経前後で女性ホルモンが低下しやすい時期は、特に豆腐や納豆などの大豆食品を積極的に食べると、良いといわれているのです」(同)

 ただし、誰もが腸内細菌によって、イソフラボンからエクオールを作れるわけではない。某メーカーの調査では、日本人の約半数程度は、エクオールを作れないとの結果となっている。尿検査でわかるそうだが、エクオールを作れない場合、どうすればよいのか。

 「私は、数種類のサプリメントを活用しています。女性ホルモンに似た作用を維持することで、老化の進行を食い止めることが可能だからです。パートナーの若さを維持するために、食事やサプリを上手に活用してはいかがでしょうか」と関口理事長はアドバイスする。 (医療ライター・夏山佳奈)

 

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