80歳過ぎても注射で現役継続

2016.06.16

ICI療法は注射器に入った薬剤を処方する
ICI療法は注射器に入った薬剤を処方する【拡大】

  • <p>林雅之院長</p>

 ED治療薬が効かない場合、第2選択肢としてペニスに血管拡張剤を自己注射するICI療法がある。東京・新橋にある「ファイトクリニック」には、毎月150人ほどのリピーターが薬剤(注射)の処方を求めて訪れるという。どんなED患者が多いのか、林雅之院長に聞いた。

 【勃起が生きる活力に】

 ICI療法は、薬でペニスを強制的に勃起(1時間半〜2時間持続)させるので、性欲の低下や勃起神経に障害があっても有効だ。最近増えているのは、80歳を過ぎるような高齢のED患者だという。

 「さすがに80歳を過ぎればED治療薬の効きも悪くなり、どんなセクシーな美人が相手でも普通にセックスするのは至難のわざです。それでも勃起を求めるのは、その人たちにとって、セックスが生きる活力になっているからです。ただし、誰ひとり『妻とやりたいから』とは言いませんね」

 ICI療法を希望する理由は、「女房が入院したから、ソープランドに行きたい」「昔の恋人に久しぶりに出会ったから」「ネットの出会い系で若い女性と知り合った」など。真偽はともかく、その前向きな元気さは脱帽もの。同院の患者の最高齢は86歳。30歳年下の愛人がいて、毎月4〜5本分、ICI療法の薬を購入していくという。

 「その男性は、見た目が若々しく、60代かと思うくらいです。人は恋をするとドーパミンなどの脳内ホルモンの分泌が増えて、気力に満ちあふれ、疲れを感じなくなります。セックスは究極の健康法なのです」

 【AV見過ぎてED】

 一方で、本来ならICI療法は無用のはずの若い世代の患者もいる。これまでの最年少患者は26歳だったという。

 「若い人のEDの場合、AVなどを鑑賞しながらのオナニーであれば勃起して射精ができるけど、生身の女性相手になると勃起しないケースが意外と多い。そのほとんどは心因性のEDです」

 動脈硬化のない若い世代のEDは、ED治療薬でたいがい改善する。しかし、ED治療薬で勃起するには性的刺激が必要。過激なAVのプレイの強烈な性的刺激に慣れてしまうと、いざ生身の女性を相手にしようとしても普通のエッチくらいでは性的刺激にならない場合があるという。

 「そういう男性を治すにはICI療法で強制的に勃起させる必要があります。そして、徐々に本来のセックスを取り戻していくのです」

 飲み薬が効かないEDでもあきらめない。その気持ちが大切だ。 (水川信吾)

 

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