神楽坂恵「口ではしたくないの」ヌードでグラビア越え
「童貞放浪記」Hシーンでリアリティー追求
グラビアを辞めても、脱ぐべき作品では脱ぐ−。オトコの心情にズバっと応えてくれたのが女優の神楽坂恵(27)だ。映画「童貞放浪記」(小沼雄一監督)では、フルヌードの熱演で童貞男にナイスバディーを差し出すヒロインを演じている。
映画では初のヌードに挑戦した神楽坂。
「挑む、というのではなくて、自然に、です。(露出が)ないとおかしいから」
あっけらかんと語る。
主人公は、東大出のインテリ講師ながら30歳にして童貞の金井(山本浩司)。神楽坂が演じるのは、その後輩、北島役だ。なんとかして童貞を捨てたいと悩む金井に、体を許すという設定だから、ヌードがないと話にならない。
「たとえば、抱き合った次のシーンに、突然、朝になっていると『すごい飛ばしたな!』と思いますね。学生時代から女優が自然に脱いでいる洋画をよく見ていたので、脱ぐことに関しては全く抵抗とか、ないです」
肌の露出を抑えたい時によく使われる“シーツかぶり”の演出も「童貞には、そんな余裕や知恵はないでしょう」と、リアリティーを追求。あくまで、2人の営みが自然に見えることを念頭に演じた。
それだけに、童貞男のぎこちない手での脱がされ方や、「口ではしたくないの」とつれなく言い放つ北島の表情などは実にリアルだ。
岡山県出身。「女優志望ではなく、映画のメークをしたくて」上京したが、2004年にグラビアアイドルとしてデビュー。Iカップ、92センチのバストで人気となり、次々にDVD・写真集をリリースしたが3年前、『私、グラビアアイドルやめたいんです』を出版、女優に転向した。
だが、女優業はそう簡単ではない。知的な雰囲気が必要な難しい役柄に「私、やりますよ」と意気込んだものの…。
「最初の顔合わせで監督が怒って帰ってしまって。せりふ覚えがあいまいで…、頑張ろうという思いと裏腹に、軽い気持ちでした」
顔見知りの小沼監督への甘えがあったと反省、心を入れ替えた。金井を演じる個性派俳優・山本にも「現場の雰囲気を作って助けてくれた」と感謝しきりだ。撮影を経て今は「童貞はかわいい」と思うようになったのは意外な収穫か。
寺島しのぶや小島聖の作品が好み。2人とも、ヌードをいとわない演技派だ。「私があの本で言いたかったのは、脱ぐのが嫌ではないということ。映画を見てもらえれば、より伝わるものがあると思う」
来月8日から東京・渋谷のヒューマントラストシネマ文化村通りで公開。大阪は第七藝術劇場で今秋公開予定。
ZAKZAK 2009/7/28


