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青山倫子

リンとして羽ばたく(3/20)

 あおやま・のりこ 1978年12月29日、千葉県生まれの28歳。14歳でモデルデビュー。これまでのCM出演数は100本を超え「モデル界のCM女王」として活躍。ドラマでは、「ビギナーズ」「不機嫌なジーン」(いずれもフジテレビ系)に出演。本名の井上訓子(のりこ)を芸名にしていたが「おりん」主演を機に改名。「色があって、上品できれいなイメージ」などを考え、両親らとともに決めたという。
 「おりん」では、昨年10月20日放送の1話に、同じ所属事務所(スペースクラフト)の神田うの(31)が自らデザインした着物を提供。顔が似ていると評判で、本人も「5歳上の姉にそっくり」と認めるテレ東・大江麻理子アナウンサー(28)も今月2日の18話で、田安宗武(倉田てつを)の側室・八栄役で特別出演した。
 「おりん」の1〜10話を収録したDVD−BOX上巻が4月27日(販売元=ポニーキャニオン、4枚組、1万5960円)、11〜最終話を収録した下巻(同)が5月25日にリリース予定。
青山倫子

【大胆な衣装で度肝「あの衣装は衝撃」】

 「本当にあっという間でした。京都での日々が夢のようです」

 穏やかな表情の中、達成感に目が輝く。

 この淑女が本当にアクション時代劇の主人公を演じた人なのか−。テレビでは見せなかった素顔もまた魅力的だ。

 京都・東映太秦撮影所で昨年6月から撮影が行われていた初主演ドラマ「逃亡者(のがれもの) おりん」(テレビ東京系、金曜午後8時)が先月下旬にクランクアップ。今月23日に最終回を迎える。

 ドラマの舞台は江戸中期。暗殺組織を抜け出したヒロイン・おりんが追っ手と戦いながら、実の娘に会うために旅を続けるというストーリーだ。

 ドラマ出演は以前にもあったが、主演、時代劇、アクション…“初めて尽くし”。異例の抜擢に一番驚いたのは本人だったようだ。

 「自分でも“運動ができる”ってイメージを持ってませんでした」と明かす。

 だが、子供のころは「木登りをしたり、秘密基地をつくったり、結構おてんばでした」という。“本能”が目覚めたのか、「道場に通って、立ち回りのお稽古を積むうち、案外、“運動音痴”でもないんだと思えるようになりました」。

 時代劇ファンの度肝を抜いたのは、何といっても肩を大胆に露出したレオタード風“戦闘服”。

 「水着の仕事はあったけれど、あの衣装は衝撃でした」と笑うが、モデル時代に培った抜群のスタイルに息をのんだ視聴者は多いはずだ。

 スタッフも同じだったようで、「あの衣装を着たときと入浴シーンの撮影のときはギャラリーが増えてました(笑)」。

殺陣のシーンでの表情は真剣そのもの(右から3人目)。梶(同2人目)ら共演者に支えられ、たくましくなった
殺陣のシーンでの表情は真剣そのもの(右から3人目)。梶(同2人目)ら共演者に支えられ、たくましくなった

【学んだこと生かし再挑戦したい】

 錚々たる顔ぶれの共演者たちも新米のヒロインを温かく迎え入れてくれた。

 例えば、母・妙役の梶芽衣子(59)。クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」にも影響を与えた異色アクション時代劇「修羅雪姫」(藤田敏八監督)での演技を見て「かっこいい」と憧れていた大先輩だが、「ご自身の体験と照らし合わせながらアドバイスや激励の言葉をかけていただいた」という。

 劇中では敵となる暗殺組織の頭領・植村道悦役の榎木孝明(51)からは殺陣の「秘訣」を直々に伝授された。

 「実際に刀で人を斬るときは、力一杯振り回すのではなく、刀の重みで斬るんだ、というようなことを教えてくださって。参考になりました」

 撮影期間中は、太秦から車で10−15分の賃貸マンションで、一人で自炊生活を送っていた。

 「料理、食べることが大好き。食事を我慢してストレスを抱えるのは嫌なんです」と語る。気分転換したいときは、大好きな米ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」の曲を「迷惑にならない範囲の音量で」聞いていたという。

 休みの日にスーパーで買い物をするときなどには「おりんちゃん!」と声をかけられた。また、山の中での殺陣のシーンを見た女性視聴者からは「寒くて大変でしょう」と、親切にも一箱分の干イモが事務所に届いた。演技へのひたむきな姿勢は視聴者にも伝わったようだ。

【理想の男性のタイプは…】

 おりんを演じたおかげで筋肉質になり、愛用していたジーンズがはけなくなったというが、「すぐに元の体形に戻ると思うので、大切に持ってます」と笑う。

 「おりんほど強く生きていける自信はないですが、負けず嫌いな性格は似ているかな」と自己分析する。おりんを“卒業”した後、どう羽ばたくのか。

 「京都で学んだことを生かして時代劇に再挑戦してみたい」と語る一方、「次はかよわいお姫さまの役もいいですね。現代劇のラブストーリーの主人公もぜひ」と女心もチラリ。

 ちなみに理想の男性は「うわべだけでなく、本当に理解力があるやさしい人」。

 ただ、今は女優業の奥の深さを知って、仕事が楽しくて仕方がない様子。旅はまだ始まったばかりだ。

ペン・宇野貴文
カメラ・飯田英男