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【桐谷美玲】芯もスラリ「どこでも寝られるられるし、嫌なことも忘れちゃうんです」

2010.05.18


桐谷美玲【拡大】

 長い手足に透き通るような白い肌。折れそうなウエストの位置の高さは、同じ日本人とは思えない。

 「好き嫌い? あまりありません。食べられますけど、自ら進んで食べないのがシメジとチャーハン、あとパサパサの卵。好きなもの? 鶏の空揚げ、ロケでお弁当のおむすびの脇に付いているやつ。あと、お母さんのハンバーグ。お母さんも自分で『上手だよ』って言ってます」

 きゃしゃな身体だが「風邪ひとつひかない」健康体。「どこでも3分で寝られるし、嫌なことも寝たら忘れちゃうんです」と朗らかに笑う。心身の管理能力は、芸能界ではとりわけ重要だ。

 初主演のテレビ朝日系ドラマ「女帝 薫子」(日曜午後11時)のタイトな収録も、貪欲に挑戦している。

 「最初は不安でした。だけど周りの方のお力を借りながら、紗也と同じように成長していきたい」

 ヒロイン・紗也は、秋田の資産家と愛人の子。父が死に、育ての親の祖父母も他界。祖母が死に際に残した「紗也のお母さんは銀座でホステスをやっていて薫子という名前だった」の言葉を頼りに上京し、銀座の高級クラブで働き始める。

 「私は両親とずっと一緒にいたので難しい役柄だと思いました。周囲にも紗也のような人はいないし。でも、紗也のおばあちゃんの愛情はわかる。母親を捜すと決めて気持ちを曲げないところも一緒です。私も負けず嫌いだから。ただ、私は内に秘めるタイプですけど」

 仕事と並行して、フェリス女学院文学部コミュニケーション学科で学んでいる。

 「仕事のプラスになれば、と選んだ学科です。メディア論、言語学、心理学などを学んでいます。テストが近くなると事務所に無理を言って、スケジュール調整してもらっています。少しでも時間が空けば1時限だけでも出席しています」

 そんな頑張りの裏には母の存在、父との約束がある。

 「(高1で)事務所から(芸能界入りの)お話をいただいたとき、全然違う世界からの電話だと思ったんです。母も私も。社長や事務所の人から話を聞いても、両親も私も迷っていた。その後、内山理名さんが雑誌の撮影をするところにお母さんと立ち会わせてもらったんです。理名さん、すっごくキラキラしていて輝いていて、きれいだった。こんな素敵な世界、自分にもチャンスがあるならやってみたいかもって思ったんです」

 お母さんも同じ思いだったようだ。帰り道、娘にこう語りかけた。

 「すごいチャンスかもしれないね。やりたい人はいっぱいいるよね、やりたくてもやれない人がいっぱいいる中、なぜか知らないけど、あなたは声をかけてもらってる。やるだけやってダメならやめればいいじゃない。ちょっとやってみたい気持ちはあるんでしょ? お父さんに相談してみたら」

 意を強くして父と向かい合い、「学校も頑張るから、やってみたい」と切り出した。父は「そうか」とつぶやき、「でも、学校には行ってほしい。勉強をおろそかにせず、高校も卒業すると約束できるなら、どこまで通用するかわからないけどやってみたら」と返してくれた。

 寝る間を惜しんで勉強し、大学へ進学しても、父と交わした約束を大切にしている。

 「お箸の持ち方が悪いと怒られ、椅子の座り方が悪いと足をたたかれ…。礼儀はどんなときも一番大切なことだと小さいころから言われ続けました。それができない人は何もできない人よ、って」

 寮暮らしを始めて2年。両親のありがたさがますます身に染みるという。

 ペン・栗原智恵子 カメラ・中鉢久美子

プロフィール 桐谷美玲(きりたに・みれい) 1989年12月16日生まれ、20歳。千葉県出身。身長163.5センチ、体重39キロ、B78・W57・H83。2005年、地元のナンバーワン美少女としてスカウトされ、映画「春の居場所」でデビュー。翌年、テレビドラマ「吉祥天女」にレギュラー出演。当時から女子中高生向けの雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルもつとめる。
 「SEVENTEENを芸能界入りに反対していた(母方の)おばあちゃんに何度も見せたんです。最近は『(テレビを)見たよ、良かったよ』ってメールが届きます。『この言い方は間違えてる』ってダメだしもありますけど(笑)」

桐谷美玲
 

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