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【木村文乃】逆境乗り越え、花開く!木村文乃はチョ〜しっかり者

2011.11.16


木村文乃【拡大】

 仕事柄、若い女性と会話する機会は多い。「会話」というと素敵だが、実際はインタビューという名の「仕事」。もちろん、若い女の子と話すのはそれなりに楽しいが、憂鬱な気持ちになることもある。理由のひとつは彼女らの言葉遣い。話の中に「チョー〜」とか、「やっぱ〜」といった言葉が出てくると、なんだか気後れしてしまうのだ。

 さて、今回のお相手は最近、CMにドラマにと活躍目覚ましい「24歳の新人女優」という。「チョー〜イマドキ」の子なのかな? と恐る恐るあいさつすると…。予想はいい意味で裏切られた。

 「若者言葉? 使わないですね。聞き心地がいいと感じませんから。親の影響もあると思いますが、きれいな日本語を使いたい。相手に思いをきちんと伝えたいから、ちゃんと目を見て、ちゃんと言葉を伝えようと心がけています」

 実際、まっすぐ目を見つめ、一語一語丁寧に語りかけてくる。こういうイマドキの若い女の子もいるのだ。

 「でも、(相手と)きちんとコミュニケーションが取れるようになったのは最近のことなんです。お仕事をしていくなかで、私自身もひとつずつ階段を上っているような気がします」

 瞳がキラキラ輝いている。充実感がにじみ出ているようだ。

 それもそのはず、今年に入って急に露出が増えた。4月に化粧品会社のCMに抜擢されたのを皮切りに、わずか4カ月間で決まったCMが4本。10月から放送中のフジテレビ系ドラマ「蜜の味〜A Taste Of Honey〜」(木曜午後10時)にもレギュラー出演中だ。

 「医大に通う中国人留学生を演じています。自分の思ったことをきちんと言える女の子で、私とはまったく逆のタイプ。そんなこともあって、毎日が発見の連続です」

 取材した日は、ドラマの撮影日。飾り気のない役柄の衣装のせいもあるだろうが、年齢よりも少し大人びて見える。

 「16歳で映画のオーディションに選ばれたのがデビューのきっかけです。ただ、こうやっていろんなお仕事ができるようになったのは、必死にもがいてきた結果なのかなと思っています」

 “シンデレラ”ではない。デビュー後、女優として、致命的な“挫折”を味わっている。

 「アトピーがひどくなって、カメラの前に立つことができなくなったんです。芸能界を離れて休養している間に、アルバイトをしていたこともありましたし…」

 逆境は少女を強くした。現在の事務所に移籍してからはトントン拍子。一気にその才能を開花させた。

 「以前は、自分で決めつけちゃうようなところがあって、自己完結してしまうことも多かった。でも、いまは物事をいろんな角度から見られるようになった。自分に何ができるんだろうと考えられるようになりました」

 7月から放送されているNTTドコモのCMでは、「昔からファンだった」サザンオールスターズの桑田佳祐(55)との共演も果たした。

 「桑田さんとは、いろんなお話をさせてもらいました。ある時、私が『ベースを弾いたことがある』って話をしたら、『続けたほうがいいよ』って。理由を尋ねたら『言葉にできない気持ちを表現できる』とおっしゃったんです。同じ表現者として印象に残る言葉でした」

 音楽好きで、バンド系サウンドが好み。ベースを手に取ったのは、「ギターはミーハーな感じがしたから」。地に足が着いた彼女らしい答えだった。

(ペン・安里洋輔 カメラ・高橋朋彦)

 ■きむら・ふみの 1987年10月19日生まれ。東京都出身。2004年、映画「アダン」(五十嵐匠監督)のヒロインオーディションで3074人の中から選ばれ芸能界デビュー。06年にNHK大河ドラマ「功名が辻」に出演し、08〜09年のNHK朝の連続テレビ小説「だんだん」ではヒロインのライバル役を演じた。06年の映画「風のダドゥ」(中田新一監督)で初主演を果たした。今年3月、「ちふれ化粧品」のイメージキャラクターを務めたのを皮切りに、6月にブルボン「フェットチーネグミ」、NTTドコモなどテレビCMに相次ぎ出演。

 

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