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【関暁夫】“Mr.都市伝説”実家は商店街の寿司屋!

2012.08.31


関暁夫【拡大】

 「口裂け女」から国内外の政治やテロの裏にうずまく陰謀、そして宇宙の謎まで、あらゆるジャンルにおよぶ「この世の不思議」を解説し、「信じるか信じないかはあなた次第!」のセリフで締める「Mr.都市伝説」、またの名を「スティーブン・セキルバーグ」。今月1日に発売した都市伝説ブームの火付けシリーズ最新刊『都市伝説4 2013年新時代の扉がいま開かれる』(竹書房)はたちまち20万部を売り上げ、シリーズ累計は200万部を突破と好調。ご本人も絶好調である。

 「人々が考えるための“入り口”を提示してきたのがこのシリーズです。判断を人に委ねてはダメ。OPEN YOUR EYESという呼びかけを込めています。日本は量産型の社会になり、個性や感受性は削られてきた。でも、もともとはスピリチュアルな民族だから、すべては偶然ではなく必然と気づき始め、物事のからくりを自分で確かめようとする人々が増えたんだと思います」。その結果が都市伝説ブームだというのだ。

 お笑いコンビで芸能界デビュー。コンビの解散に伴い、09年からピン芸人として活動を始めた。“ネタ”にしたのは、昔から好きだった都市伝説。ライブや著書、テレビ東京系のバラエティー番組「やりすぎコージー」での都市伝説の語り芸などでブレークした。

 「普通、お笑いライブは笑いを取りますが、僕のライブは客を緊張させる。客層も最初は若い女の子だけだったのが、年層が上がって男性が増えてきました」

 膨大な知識量と独特のテンポの良さで、さまざまな事象の背景を聞かせる語り芸は、観客を一気に魅了する。今でこそ、異色芸を持つ芸人が増えたが、その先駆的存在だ。

 「社会や価値観が変わり、芸人も変わり、それが受け入れられた。僕は学者でも何でもなく、都市伝説をエンターテインメントとして語る芸人です。ただ、この仕事を通じて自分で考え、感じることの大切さや、世の中の調和や平和、愛の大切さを次の世代に伝えていきたい。実は、そんな強い思いがあるんです」

 実家は東京都杉並区の商店街の寿司屋で父は寿司職人。幼少のころから、来店する大人たちによって広い知識がインプットされた。

 「大学教授や国際的に活躍する人、さまざまな分野のプロなど、いろいろな大人の話を聞くことができる環境でした。具体的な内容は企業秘密ですけどね。当時は意味がわからなくても自分のフィルターに残った。もともと好奇心が強くて、気になることは自分で調べたりもしていました」

 学校の勉強には興味が持てないまま、独自のアンテナを張り、“自分の勉強”を重ねる思春期を過ごした。

 「学校の成績が悪かったので全寮制の海洋高校に入りました。厳しい場所でした。卒業後、調理師になるため専門学校に行きました。“自分探し”でしたね。そのころ、吉本総合芸能学院の存在を知り、興味がわいて入学しました。なぜ芸人になろうと思ったのかは、いまだにわからない。ただ、人々に(自分が)求めてもらえるなら、より責任を持って仕事をしていきたいという思いですね」

 一昨年、15年ほど交際を続けていた一般女性と入籍した。

 「独身時代よりも、もう一段階深く人と接するようになった気がします。子供もつくらないと、と思うけど、本を出したり、仕事で海外に行ったり、いろいろな人と話をすることに時間を費やしちゃって…。職人かたぎだから、ひとつのことに集中しちゃう。それだと夫婦生活が…(苦笑)。でも、嫁は苦楽を共にしてきた強い人。大黒柱として食わせなきゃいけないし、嫁も頑張っているから負けていられないです」

 著作では「新時代到来」を訴えてきた。

 「2013年は宇宙時代の始まり。情報が統制されていない今は、自分の感覚を大切に、時代の変化を見極める必要がある。みんな、熱い情熱を持って生きていかなきゃ。みんながそう思えば、面白い未来がくると思いませんか?」

 奇々怪々な都市伝説を語る胸のうちには、意外なほど熱い思いが秘められているのだった。(ペン・斉藤蓮 カメラ・大山実) 

 ■せき・あきお 1975年6月21日生まれ、37歳。東京都出身。吉本総合芸能学院(東京NSC)2期生。96年、お笑いコンビ「ハローバイバイ」としてデビューするも、2009年に解散。06年に処女作「ハローバイバイ関暁夫の都市伝説」(竹書房)発売、「やりすぎコージー」出演などで“都市伝説テラー”として大ブレーク。コンビ解散後、ピン芸人として本格的に活動を始める。11年から「Mr.都市伝説 関暁夫」を名乗る。今年8月1日にシリーズ第4弾「都市伝説4 2013年新時代の扉がいま開かれる」(同)を発売。31日放送のテレビ東京系「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル 2012夏」に出演。

 

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