ぴいぷる

【亀梨和也】父の背中が教えてくれた“家族の絆”!

2012.09.13

 少年たちの夢と挫折、友情を描いたジャニーズ事務所の“看板”舞台「DREAM BOYS(ドリームボーイズ)」が今年も東京・丸の内の帝国劇場で上演中だ(29日まで)。2004年からほぼ毎年上演され、座長をつとめる彼は初演から全350公演に出演。今年は、Hey! Say!JUMPの八乙女光、Kis−My−Ft2の玉森裕太ら後輩を率いて舞台に立っている。

 「ここ何年かのテーマだった“大人っぽさ”は、昨年までの公演で完結した。だから今年は、若いエネルギーが入り交じったジャニーズ的な要素を絞り出そう、という考えからスタートしました」

 今年の正月から準備を始め、先月下旬には主演映画「妖怪人間ベム」の撮影と並行して進行。超過密スケジュールをこなした。

 「東京近郊でベムの撮影をして、終わったら帝劇で朝まで打ち合わせ。そのままベムの撮影、みたいな。その期間の睡眠は車の移動の時だけ。それくらい今回の“ドリボ”には手を加える必要性を感じていたので、結果的にやってよかったと思います」

 劇中の若者たちは若さと純粋さゆえにぶつかり合う。現実にも、同じ体験をしてきた。

 「KAT−TUN結成初期のころは、劇場の幕が下りて控室に戻ってきた瞬間から殴り合い。理由はトチったことについてとかね」

 一番ダメだししたのは「俺です、一番年下ですけど一番生意気で。いいことも悪いことも、細かいことも全部言います。お節介なんです(笑)」

 現在の舞台のテーマは絆。結成11年のKAT−TUNの絆について尋ねると、「そんなきれいごと、言わないです」とうつむいた。

 「もちろん絆はあるけど、口にしなくても…って感じ、60、70歳になってそう言えたらいい。ふとした瞬間に気づけたらいいんです」

 「ただ、グループとしては確実にステップアップできていると思います。ご存じの通り、(元メンバー・赤西仁の留学、脱退など)いろいろゴタゴタがあったグループなので、そのつど話し合ってきました。本当に結束が固くなる時って、何か壁にぶつかってきた時じゃないですか」

■「妖怪」演じ考え

 結束が固いからこそ、ソロ活動にも全力投球できる。年末公開の「ベム」映画版も期待できそうだ。テレビ版から引き続き「妖怪」を演じたことで「人間」についても深く考えるようになったという。

 「人間の汚い部分とかね。でも、それは誰もが少なからず持っている部分なのかな」

 自分にも善と悪がある?

 「悪は…わがまま。善は…善になろうという気持ち。いい人、いい大人になりたい。人に優しくいたい、常にゆとりを持って他人を見られる人でいたいと思います」

 そう思わせてくれた存在は「親」だという。

 「お父さんは、『好きなように生きなさい』って感じ。でも、中途半端なことをやっていると怒られる。野球が好きでやらせてもらっていたんですけど、道具を大事にしなかったら、めっちゃ怒られた。自分が好きでやっているものに対しての向き合い方を、言葉より態度で教えてもらえたのかな、と」

 父の背中からは家族の絆を教えられた。

 「家族を大切にしてくれる。2つの仕事やりながら朝から晩までずっと働いていた。それでも日曜日は野球に来てくれてね。フル稼働だったと思うんです。家族の時間を絶対的につくってくれる人なんです」

 将来の自分の家庭も「そうありたい」と微笑む。

 「子供とアウトドアに出かけたり、遊びに行ったり…。自分の見た景色や物事を奥さんと子供にも感じてもらいたいですね」

 そんな家庭を築くのは少し先になりそうだ。

 「今は夢中になって仕事をしているので、いずれ(家庭を)というのはあるけど、その時期が近いとは思わないです。子供、いいなぁという思いはあるけど、もっと落ち着いて自分の時間をコントロールできるようになってからでいいかなともね」

 落ち着く、とは?

 「具体的にこういう男になりたいというものは正直ないんです。でも、その瞬間、その日々を真摯に生きていきたい、その延長線上で生まれるものに対して、良くも悪くも、ちゃんと受け止めていける人になりたいと思っています」 (ペン・斉藤蓮、カメラ・川口良介)

 ■かめなし・かずや 1986年2月23日生まれ、26歳。東京都出身。2001年、アイドルグループKAT−TUN結成。05年、ドラマ「ごくせん」第2シリーズ出演で人気に。同年、「野ブタ。をプロデュース」でドラマ初主演。同ドラマで共演した山下智久と役名で組んだユニット「修二と彰」の「青春アミーゴ」はミリオンセラーを記録。11年の主演ドラマ「妖怪人間ベム」は平均視聴率15・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、12月25日には映画版が公開される。ドラマ版のDVDBOX&ブルーレイ(バップ)が発売中。現在は日本テレビ「Going!Sports&News」(日曜午後11時55分)でスポーツニュースキャスターとしても活躍中。

 

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