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【花園直道】カリスマ人気の日舞パフォーマー! 17歳で坂東流の名取に

2013.05.01


花園直道【拡大】

 日本舞踊をやっていた母親が改めて習い始めたのにトコトン付いて行って踊りに興味を持ち、野球やサッカーを捨てて、小学校6年の12歳で坂東流に入門、坂東蔦寿次(つたすじ)に師事して本格的に取り組んだ。5年後、17歳で名取・坂東蔦之龍を襲名、授与式で家元の坂東三津五郎から名取免状を授かった。

 坂東流に入門したころには、スカパー!の「東映チャンネル」と「時代劇専門チャンネル」を契約して見まくる一方、昔の時代劇のビデオを借りて来ては、長谷川一夫、大川橋蔵、萬屋錦之介らの“動き”を丹念に研究した。

 「芝居好きの祖母に連れられて大衆演劇や歌舞伎を見に行って、子供の頃から時代劇は面白いと思ったのがきっかけかもしれません。長谷川一夫さんからは身のこなしや所作を、錦之介さんからは華やかさを盗むようにしていました」

 踊りと並行して14歳から元大衆演劇「新星劇団」の座長兼演奏家、山田隆二に師事して津軽三味線を習い、翌年、初舞台を踏んだ。

 「津軽三味線は複雑なバチさばきと独特の指さばきが要求されるため、10年でやっとスタート地点に立てると言われていますが、今、実感しているところです」

 16歳の時に出会った歌手、原田ヒロシに誘われ、5年間毎月、横浜・三吉演芸場で踊りと三味線のショーをやらせてもらい、「花園直道」の原型が作られていった。この間、原田のハワイ公演に同行してディナーショーなどで海外公演の妙味を体験した。

 山田のもとを離れ、18歳で「花園直道」として独立した年に、米・ラスベガスでイベント&ショーを行い、翌年、パリ音楽祭の一環として日仏会館で歌手、キム・ヨンジャのショーにゲスト出演。20歳のバースデーには東京・目黒雅叙園で念願のソロライブを行い、トントン拍子に進んでいった。

 「最初は身長が高いことをコンプレックスに感じていて、小さく見せようとしていたんですが、事務所の社長から逆に大きく見せるようにというアドバイスをもらってやってみると、普通の人の2倍は腰を落として踊るので、動きが大きく見えるようになりました」

 舞台で演じるのは立ち役(男踊り)だが、稽古は女形が中心。「女形の稽古で艶っぽさを出せるようになると、男をやるときに柔らかさが入って深みが出てくるんです。それに、型破りなことをやればやるだけ基本の形をちゃんとやらなければならないんです」

 本格的な舞台は中野サンプラザでの特別公演(2009年)。1部が和風ロックバンドの生演奏の前で踊る「百花繚乱」、2部は岡宏とクリアトーンズの演奏に合わせて日本調の踊りを見せるという趣向で、振付けはマツケンサンバの真島茂樹。「電飾が施された打掛姿やロックっぽい革の着物など、衣装は20回くらい変えます」という。

 東京・日本橋三越劇場で行った5日間の初座長公演(2010年)では、「演出は林与一さんしかないと思って、ある方を通じてお願いしました」。演出構成だけでなく、美空ひばりの「川の流れのように」も舞ってもらい大興奮した。

 昨年の中野サンプラザ公演では1部でオリジナル舞踊劇「スサノオ外伝」を熱演、2部では深水流の名取でもあるデヴィ夫人と正統派舞踊を披露した。また、一昨年と昨年には川中美幸特別公演のゲストとして、初めて東京・明治座、大阪・新歌舞伎座という大劇場の舞台に立つこともできた。

 川中だけでなく、五月みどり、水前寺清子、伍代夏子ら歌手のショーのバックや横で踊ることも多い。「すでに50から60人の方とご一緒させていただいていますが、それぞれの歌手の動きで咄嗟に変えていかなければならないので緊張しますが、伝わってくるものが異なるので楽しいです」(ペン・大倉明 カメラ・高橋朋彦)

 ■はなぞの・なおみち 舞踏家。1988年8月19日、東京生まれの横浜育ち。24歳。身長181センチ。

 日本舞踊、津軽三味線のほか、20歳の時に初のCDアルバム「夢舞−YUMEMAI−」を出したのに続き、2011年4月にCDシングル「古の花(いにしえのはな)/魂!!七変化」をリリース、今年9月には2枚目のCDを発売予定。

 東京での舞台は10月に銀座博品館劇場、11月に渋谷・伝承ホール、12月に銀河劇場など。8月から10月にかけてラスベガス、ロサンゼルス、ハワイでの公演も予定されている。さらに、8月上旬には本人が戦国武将のコスプレ(衣装協力・菅井英子)をして対戦するTCG(トレーディングカードゲーム)「戦国KABUKIMONO」を発売。市原FM「花園直道のカミングマイウェイ」(毎週土曜午後1〜2時)、インターネットTV配信「花園直道の邪派新姿(ジャパニーズ)てれび」にレギュラー出演中。

 ホームグラウンドの東京・渋谷劇場では毎月1回、約10人からなるエンターテインメント集団「華舞斗〜KABUTO」を率いて、「夢舞ライブ」を行っている。5月は19日の予定。

 

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