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【奥田瑛二・柄本佑】映画「今日子と修一の場合」監督と主演以上の間柄 旅行も両家の父付き…

2013.10.03


柄本佑(左)と監督した奥田瑛二【拡大】

 5日公開の映画「今日子と修一の場合」は、奥田瑛二監督第6作。家族のために勤めた保険会社で上司や営業先にやむなく体を許してしまい、家を追い出された今日子(安藤サクラ)。DVの父から母を救うために父を殺してしまった修一(柄本佑)。故郷の宮城県・南三陸町を出て上京した2人が、東日本大震災を機に再生していく2つの物語だ。夫婦共演だが、2人が芝居で絡むシーンはほとんどない。

 ◇

 奥田「6年ぶりに映画を撮ったのは、天中殺があけたから。2012年の1月7日に南三陸町に行き、その風景を目の当たりにして『これは、映画を撮らなくては』という気持ちになった。すぐさま東京に戻り、その晩、妻(安藤和津)に打ち明けて許可を取りました」

 柄本「2月に南三陸町に行ったのが、最初の撮影でした。まさかサクラさんが、この映画に出るとは思わなかった。結婚したのは12年の3月で、クランクインの時はまだ結婚前でした」

 奥田「最初は(次女の)サクラよりも年上の女優さんでやろうと考えていたんですよ。ところが、その女優さんが夏に別の撮影があってね。女優探しを始めました。そんなとき、サクラから『私も手を挙げていいですか?』と連絡がきたんです」

 柄本「サクラさんが出演を希望したことは、知りませんでしたね。何人か、候補の女優さんが挙がっているのは知っていましたが」

 奥田「サクラからメールが届いたんだ。『(柄本と一緒に)芝居をするシーンはないというので』とね。若くて上り調子のサクラと佑くんの勢いに乗る形で撮影できましたね」

 柄本「夏の撮影の時には、僕とサクラさんは結婚していましたねえ」

 奥田「あれは、KAWASAKIしんゆり映画祭(09年)の時だったね。『サクラさんと結婚を前提にお付き合いさせてください』と挨拶に来たのは。最初、映画祭の控室に入ってきて、何も言わないで立っていただろ」

 柄本「上映後、打ち上げに行く監督にストーカーのように付いていき、その道すがらやっと言えました」

 奥田「両親(柄本明・角替和枝)には、その前に伝えたの?」

 柄本「いえ、まずは奥田さんのお許しをいただいてからと。その晩、親に伝えたら驚いていました」

 奥田「『奥田の娘と!』ってか。あはは」

 柄本「いえ、違いますよ!」

 奥田「そのときは『結婚は3年待て』と言いました。2人とも将来ある俳優さんだからね。佑くんは、小さい頃に見たことがあります。ここでは“佑くん”と呼んでいますが、普段は佑と呼んでるね」

 柄本「あ、僕も監督とか奥田さんとは呼んでいません。お義父(とう)さんです」

 奥田「あれは『身も心も』(97年)の時かな。柄本明さんと映画で共演したときに、撮影現場の湯布院に柄本家が来たんだよな」

 柄本「あのときは、父に動物園に連れて行ってもらいましたね。その後、湯布院映画祭を手伝っているときにも奥田さんと会いました。相方の両親に報告後、レストランで両家の顔合わせの食事会をしました。司会は僕だったんですが、最初は何を話していいか皆わからなくて、静かでしたね。結婚前には、父が出演していた『悪人』(10年)を父とサクラさん、和津さんと見に行ったこともありました」

 奥田「昨年3月14日の結婚式は、男性陣は羽織はかま、女性陣は和服で、結婚式というより『3代目襲名』という感じだったなあ」

 柄本「結婚するまで、ここ(奥田事務所)で寝泊まりすることもあり、ここと実家を行き来していました。監督は料理を作るのが本当に上手で…。何でもおいしいんですよ。サクラさんとは結婚後もロケなどですれ違いになることもありますが、時間ができると一緒に買い物に行ったりしています。新婚旅行はしていません。旅行は8月の湯布院映画祭に一緒に行ったのが初めてです、両家の父付きでしたが…」

 奥田「料理かあ。でも、今まで一度も料理屋の役は演じていないんだ。一度、演じたいな。そうだよ、奥田家と柄本家のメンバーで映画が作れるじゃないか。ここにはカメラも機材もあるから、映画を作ったらいいよ」

 柄本「はい!」

 (ペン・小張アキコ カメラ・荻窪佳)

 ■おくだ・えいじ 1950年3月18日、愛知県生まれ、63歳。「もっとしなやかに もっとしたたかに」(79年)で映画主演デビュー。その後、「海と毒薬」(86年)、「千利休 本覚坊 遺文」(89年)、「棒の哀しみ」(94年)などに出演し、数々の映画賞に輝く。2001年、「少女〜an adolescent」で監督デビュー。06年の「長い散歩」はモントリオール世界映画祭で3冠を獲得した。

 ■えもと・たすく 1986年12月16日、東京都生まれ、26歳。俳優・柄本明、角替和枝の長男。2001年、映画「美しい夏キリシマ」(黒木和雄)でデビュー、数々の新人賞を受賞。新国立劇場「エドワード二世」(10月8日〜27日)では主役を務める。

 

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