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【山崎貴】「永遠の0」こだわったリアリティー 映像効果の第一人者が大事にする“重なり” (1/2ページ)

2013.12.20


山崎貴【拡大】

 VFX(映像効果)を駆使した日本映画の第一人者である。2005年に公開された映画「ALWAYS 三丁目の夕日」では、人情あふれるストーリーとともに昭和の懐かしい街並みを再現し、日本アカデミー賞のほか各映画賞を総なめにした。そんな彼が今回挑んだのは、戦争映画だ。だが、単なる戦争映画ではない。

 「ミステリー要素の強い点が、他の戦争映画とは違うところですね。その時代の中で人がどう生きたか? という“人間ドラマ”を描いた、エンターテインメント作品なんです」

 その映画「永遠の0(ゼロ)」が21日公開される。原作は、本紙火曜エッセーでもおなじみの作家、百田尚樹氏。累計発行部数370万部のベストセラー小説だ。

 主人公は、太平洋戦争末期にゼロ戦の天才的な操縦技術を持ちながら、仲間から「臆病者」と蔑まれた男・宮部久蔵(岡田准一)。妻と娘に「必ず帰ってくる」と誓い、生還することにのみ執着した男が、なぜ特攻を選んだのか。その真実を、時を経て、彼の孫(三浦春馬)が探っていくストーリーだ。

 「原作を読んでいたときに、終盤でとんでもない事実にぶち当たって、『えー!』と驚きました。そのビックリを映画でも伝えたいですね」

 本作もVFXに高いレベルを追求。ゼロ戦の空戦シーンや空母・赤城のCG合成などは見事だ。

 「リアリティーにこだわりました。お客さんに当時にタイムスリップした気持ちになっていただかないと、深い心情にたどり着けないので」

 映画にはこんな思いも込めた。

 「あの時代に家族を守るために死んでいった人たちにとって、現代は納得できるものになっているのか。この作品を通して、考える機会になればいいですね」

 13歳のときに、映画「スター・ウォーズ」と「未知との遭遇」を見て、特撮マンへの道を決意した。1986年に映像制作会社の白組に入社し、念願のミニチュア制作を担当した。

 「これを仕事にできるなんて、天国だと思いましたね。しかも自分の作ったものがCMや映画に出るのは、夢のようでした」

 

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