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【中井貴一】50代は一番動けるとき、会社の定年制はなくした方がいい (1/2ページ)

2015.01.16


中井貴一【拡大】

 シリアスからコメディーまで幅広く演じる、日本を代表する実力派俳優。17日公開の主演映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)では、元高校球児で、一人娘とは絶縁状態のバツイチ・サラリーマン、坂町晴彦を演じる。

 「小学生以来、野球をやっていなかったので、野球シーンが嘘だと思われないように練習しました。50代になって初めてノックを受けました」

 原作は、作家の重松清氏が書き下ろした新作小説。元高校球児が再び甲子園を目指す大会「マスターズ甲子園」で、再び夢を追う不器用な父親たちの物語だ。撮影は阪神甲子園球場でも行われた。

 「甲子園に入った途端に、元高校球児の出演者が涙を流したのを見て、甲子園ってすごいんだなって思いました。よく『聖地だ』って言うけど、その意味が分かりました」

 作品では「負けるならちゃんと負けてケリをつける大切さ」についても描かれている。

 「僕は人生で『勝つ』ことってご褒美だと思っているんです。負け続けてきたことへのご褒美だと。坂町らが高校時代に受けた挫折というのは計り知れないもので、それを28年たった今、ここできちんと終わらせることがご褒美であり、そのためにも『ちゃんと負けたいんだ』という気持ちは、とても分かるような気がします」

 特に40代以上の男性が共感できる、大人の作品に仕上がっている。

 「これは単なる野球映画ではなく、深い人間ドラマが描かれています。きっと清々しい涙を流していただけると思います。ぜひ、ご覧ください」

 父親は昭和の名優・佐田啓二氏。中井が2歳のときに交通事故に遭い、他界した。19歳で映画「連合艦隊」に出演し、俳優デビューしたのには、ある特別な理由があった。

 「男の子が男になるときに、初めて“親父の背中”が必要となる。でも僕が大学に入って、『将来、何をやりたいんだろう?』と思ったときには、判断する親父の背中はなかった。そこで同じ仕事をすることが一番親父を理解できると思って出させていただいたんです。実は僕は当時、赤面症だったのですが、なぜかカメラの前に立った時は平気でした。それは今でも不思議ですね」

 

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