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【小松政夫】植木等さんから教わった芸の心得と生き方 トップセールスマンから付き人へ  (3/4ページ)

2015.03.19


小松政夫【拡大】

 「ムラムラときましたよ。あの植木等の元で学べる! チャンスと思いました。トップセールスマンなのに、今さら芸人のカバン持ちもないだろうとか言われましたけど、決めました」

 昭和39(1964)年、東京オリンピックの年だった。付き人兼運転手の生活がはじまった。

 「植木さんはよくいってました。『人の芝居をよく見なさい。好きな俳優の芝居をよくみて、良いところを吸収するんだ』。よく『好きこそものの上手なれ』といいますが、植木さんは、『それは素人のいうことで、素質や才能ってのは、もって生まれたもの。それをいかに磨くかだ』と」

 濃い師弟関係の中で、芸の心得や人としての生き方まで磨かれた。付き人になって半年後、付き人をしながら『シャボン玉ホリデー』にレギュラー同然に顔を出すようになった。演出の秋元近史氏は、この番組に命を賭けていて、5分ほどのコントにもすさまじい気力を発揮した。

 「6人ほどの構成作家に書かせるんですが、生原稿を受け取るとその場で読み、面白くないとビリビリに引き裂く。コントひとつを練りに練ったんです。あるとき、ハナ肇さんが、『これは面白くねえな』といったら、秋元さんはバチンと台本をたたきつけて『ハナちゃん、どれくらい苦労して、このホン(台本)作ったか、わかってるのか! やってもみねエでガタガタいうんじゃねえよ!』。すごい迫力でしたね」

 

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