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【笑福亭松之助】“芸人楽悟家”は健在 五代目松鶴の遺産を残す『教わった落語集』を執筆中 (1/3ページ)

2016.06.09

笑福亭松之助
笑福亭松之助【拡大】

  • <p>笑福亭松之助</p>
  • <p>笑福亭松之助(著)「草や木のように生きられたら」</p>

 「演芸場でお客さんと戦い、鍛えられ、年数を重ねて個人個人の味が出てくる。若い落語家も、戦わなダメです」

 上方落語の最長老で明石家さんまの師匠が、83歳から6年間書きためた初著書『草や木のように生きられたら』(ヨシモトブックス)を出した。戦争体験、五代目笑福亭松鶴との絆、落語家や役者としての生き方、弟子のさんまとの出会いなど「洗いざらい書きました。生まれて初めて書いたんで、うまいことないと思う」と照れ笑いを浮かべる。

 子供のころは、喜劇役者志望だったが、わがままな性格ゆえに断念。一人でできる落語家へ路線変更し、五代目松鶴に入門したが、師はわずか1年半後に他界した。その後は宝塚新芸座、松竹芸能、吉本興業と渡り歩き、「好きなことやってきた気ままな人生。酒は飲んで失敗だらけ。それでもクビにならんと…。良き先輩、人との出会いに恵まれていました」と振り返る。

 「一番の出会いは、新芸座でかわいがってもらったミヤコ蝶々さん。話術のすばらしさは盗めなかったけど、舞台に出るときの姿勢、芸人は世間さまに食わせてもらっているという謙虚な心を学びました。吉本の林正之助元会長には『笑わしてくれな詐欺になる』といわれ、『おれは落語家』という生意気な考え方を指摘されたように思いました。演芸場では落語でなくても、笑ってもらわなあかん。お金をもらっているわけですから」

 「世界の名作」と自負するのがテレビCMをぼやく創作落語『テレビ・アラカルト』。劇場に笑い声を吹き込んだテープを流す…。手を変え、品を変え、客との勝負を楽しみ、芝居の舞台に立てば、役者になりきる。それが先輩から学んだ「芸人という商売」だった。

 

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