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【黒川博行】映画では「話し言葉としての大阪弁を意識」 『後妻業の女』映画化 (2/3ページ)

2016.08.05

黒川博行
黒川博行【拡大】

  • <p>(c)2016「後妻業の女」製作委員会</p>
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 映画にはエキストラとしても出演しており、登場シーンは兵庫県西宮市内の豪邸で撮影。撮影場所探しに苦労していた鶴橋監督のため、友人宅を借りた。

 「これまで僕の小説が映像化されたときには、たいがい出させてもらっています。“うれしがり”やから。となりに座っていたのは嫁はん。あの場面に出てくるジジイ、ババアはみんな僕の友達です」

 脚本やキャストは、小説の出版直後から映画化を熱望していた鶴橋監督に全権委任。400ページを超える小説が2時間8分のサスペンスムービーに凝縮された。

 「ぶっちゃけた話、映画については『好きにしてください』とお任せしました。散髪屋と似てますわ。どんなに注文してもイメージ通りの髪形にはならないでしょ。鶴橋監督の評判は聞いていたし、東宝が製作するということで間違いはないやろと。連続ドラマ5回分くらいの分量の小説をテンポ良く撮っていただいた。鶴橋監督の取捨選択は非常に的確です」

 ただ一点、登場人物たちが話す「大阪弁」については監修を買って出た。物語の主な舞台は人生の大半を過ごしてきた大阪。リアリティーを追求するためだった。

 「台本をいじったりはしませんでしたが、大阪弁がおかしなところはちょっと直させてもらいました。僕の小説のせりふは書き言葉としての大阪弁であり、あんなふうにはしゃべらない。映画では話し言葉としての大阪弁を意識しました」

 大学卒業後、会社勤めから美術教師に転職。「暇つぶしのつもりで書き始めた」小説が評価され、大阪に縁のある作品を数多く手がけてきた。ナニワの悪党たちがシノギを削る『疫病神』シリーズ第5弾の『破門』で2014年7月に直木賞を受賞。『後妻業』は受賞後初の小説となり、大きな反響を呼んだ。

 「小説の取材対象者は僕の知人の姉妹です。小説と同じような被害に遭って1億円くらいやられたんですよ。最初は書く気はなかったんですが、『悔しい。黒川さん書く?』といわれて書き始めたんです」

 

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