ぴいぷる

【黒川博行】映画では「話し言葉としての大阪弁を意識」 『後妻業の女』映画化 (3/3ページ)

2016.08.05

黒川博行
黒川博行【拡大】

  • <p>(c)2016「後妻業の女」製作委員会</p>
  • <p>(c)2016「後妻業の女」製作委員会</p>
  • <p>(c)2016「後妻業の女」製作委員会</p>

 14年11月には、小説の世界をそのまま現実に映し出したかのような事件が表面化した。京都や大阪などで相次いだ後妻による連続青酸殺人事件だ。

 「最初、犯人は僕が取材したおばさんかと思いました。そのおばさんは今、西宮に住んでますけど。14年の春に連載が終わったころ、新聞記者から京都で似たような事件が弾け(表面化し)そうやと聞き、3カ月前倒しして8月に出版しました。直木賞をもらって忙しい時期でしたから死にそうでしたよ」

 今年6月にも、大阪府警を追われた元マル暴刑事の堀内・伊達コンビが暗躍する本紙連載中の『果鋭』をほうふつさせる診療報酬不正受給事件が報じられた。

 「読者は『警察はこんなにひどくないやろ』と思いながら読んでいるかもしれませんが、不祥事のタネを持った刑事はけっこう多い。『果鋭』は『疫病神』シリーズよりもおもしろいですよ。堀内と伊達の物語はなんぼでも続く。府警をクビになって、これから何でもできるわけやから」

 これからも黒川小説の悪党たちから目が離せない。 (ペン・山本考志 カメラ・門井聡)

 ■くろかわ・ひろゆき 作家。1949年、愛媛県生まれ、67歳。京都市立芸大卒。高校の美術教師を経て83年に『二度のお別れ』でデビュー。96年に『カウント・プラン』で日本推理作家協会賞。2014年に『疫病神』シリーズ第5弾の『破門』で直木賞を受賞。元大阪府警刑事の堀内・伊達コンビが主人公の『悪果』シリーズ第3弾『果鋭』を夕刊フジに連載中。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。