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【マーティン・スコセッシ】私が作る全ての映画に、宗教と精神性の問題が詰まっている (1/3ページ)

2016.10.13

マーティン・スコセッシ監督
マーティン・スコセッシ監督【拡大】

 米ニューヨークに生まれ育つ。その故郷を舞台に、道徳や宗教的なテーマを通じ、暴力や裏社会といった社会の暗部や、人間精神の奥底をあぶり出す作品を数多く世に出してきた。

 映画との出合いは幼少時にさかのぼる。

 「ぜんそく持ちでしたので、スポーツや速く走ることはおろか、大きな声で笑うことさえ、両親に禁じられていました。その代わりいつも映画館に連れていかれ、映画を見たのです。その後で教会に行きました」

 この映画館と教会の“ワンセット”が、後のスコセッシ映画の原形を形作ったことになる。

 「8歳から20代、いや30代の初めまでは神父になろうと思っていた」というが、15歳の時、神学校入学に失敗。後にニューヨーク大学映画学科に入り、フィルムの世界で歩み始める。

 自身が描いた故郷の姿は、幼少時の体験に裏打ちされている。8、9歳の頃、それまでの裕福な家から出ざるを得なくなり、祖母が住んでいたアパートへ。そこで見た風景、すなわち、肉屋、魚屋、雑貨屋。ナイフを磨く人、大声で客の気を引く商人、行き交う車の流れ。通行人のおびただしい帽子と服の群れ、ゴミ箱をぶっつけ合って走り回る子供、けんかする人たち…。自身が実際に足を踏み入れた世界を描いてきた。

 映画の後に通った教会で、カトリックと深く関わったことから、作品には宗教観も深く流れる。

 「映画の世界に入ってからも、私の心を捉えて離さなかったのは、魂や精神性の問題。精神性とはいかに生まれ、はぐくまれるか。それがわれわれに与える恵み、安らぎとは何か」

 

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