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【マーティン・スコセッシ】私が作る全ての映画に、宗教と精神性の問題が詰まっている (2/3ページ)

2016.10.13

マーティン・スコセッシ監督
マーティン・スコセッシ監督【拡大】

 幼少期のタフな環境の中、「唯一の価値は精神性にある」と学んだ。人々を結びつけるのも精神性であり、「それを愛という人もいるし、キリスト教ならコンパッション(哀れみ)。キリスト教や仏教を取り上げた映画だけでなく、私が作る全ての映画に、宗教と精神性の問題が詰まっているのです」と語る。

 暴力などについても、隠すことなく描き尽くしてきた。ベストコンビでもあったロバート・デ・ニーロを主演に起用し、腐敗した現代社会で孤独感から精神を病むタクシー運転手の姿を描き出した『タクシードライバー』(1976年)などは象徴的だ。

 「暴力は人間存在の一部。観客からの好評を得ようと、暴力から目を背けたことはありません。ある世界を映画で描くなら、その世界の真実の姿をできる限り正確に描写しなければなりません」との哲学を持つ。

 フランシス・コッポラやジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグら、多くの映画監督と親交を持つ。

 故黒澤明とは、映画の保存や修復の協力を依頼したのをきっかけに交友を持ち、黒澤作品『夢』にゴッホ役で出演した。

 今年末に、米国で公開を迎える最新作『沈黙』は、遠藤周作の小説が原作。日本との縁は深い。

 「テーマは宗教というより、人間の存在。自分の居場所を探し、魂のよりどころを求め、神への信仰を含む何かを希求して生きる、科学的に説明できないわれわれの存在」を描いた。

 実に30年近く映画化を熱望してきたが、そのさなかに、イタリアで複雑な訴訟問題を抱えた。

 

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