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【西川美和】映画を作ることは「生きる言い訳になってくれている」 (1/3ページ)

2016.10.14

西川美和
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  • <p>西川美和</p>
  • <p>映画「永い言い訳」のワンシーン</p>

 42歳で5作目。寡作ながらオリジナル脚本で勝負し続け、人の心理を掘り下げる手腕に定評がある。国内外で高く評価される女流監督が新たに放つのは14日公開の「永い言い訳」。不倫中に妻を突然の事故で亡くし、泣けない男の愛を描いた。着想は3・11にあった。

 「後味の悪い、しんどい別れも多かっただろうと思えた部分がありました。大人になるほど感情が複雑化し、近い間柄であるほど子供のような真っすぐな感情の反応にはならない。『妻を亡くしても泣けない』って文句には、ほとんどの大人が若干思い当たる節があるんじゃないかと。それに涙が出ることと悼むことは違う気がしますね」

 自身も後悔する別れがある。監督デビュー作の「蛇イチゴ」以後「ゆれる」「ディア・ドクター」まで3作をプロデュースし、数々のヒット作を生んだ映画プロデューサーの安田匡裕(まさひろ)さんとの死別(2009年3月8日)だ。

 「『ディア・ドクター』が完成した直後に脳梗塞で亡くしまして。父親のような存在でしたので、何かで穴埋めをしようとしたり誰かが代わりになってくれるのではと思ったり…」

 喪失感から脱するには時を重ねるしかない。

 「亡くしたからこそ残された人たちの結束は強くなり、自分たちだけで何とかしなきゃと意識自体も変わりました。でもそこに至るには7、8年かかるんです。感情の整理もつかないし、泣けば悲しみが癒えるわけでもないですから」

 映画の道に入ったのは23歳の時。就職活動では出版社や映画会社、テレビの制作会社を受けた。

 

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