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【丸山ゴンザレス】危険すぎる好奇心 裏社会の構造、カラクリを解いて発表するのが僕の『仕事』 (3/3ページ)

2016.11.16

丸山ゴンザレス
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  • <p>丸山ゴンザレス</p>

 ■遅いと襲われる

 かといって、ただの無鉄砲ではない。

 「おもしろいからどんどん行っちゃうっていうのもありますけど、人間も動物だから、ゆっくりしていると襲われるんですよ。20代のころ、南アフリカで夜中にのんびり通りを歩いていたら、ナイフや割れたビンを持った20人ぐらいの連中に囲まれたことがあって、それを知りました」

 現地を歩く際、忘れないポリシーがある。

 「いろんな危険地帯を歩き回って思ったことは、自分はあくまで日本で生まれ育った日本人だということ。アフリカの原住民が僕の親友だったり家族であるわけではないし、アジアのスラム街で育ったわけではない。彼らからしたら僕は異物なんですよ。ヘンに同化しようとか、仲良くなろうという気持ちは持っていません」

 単なる危険自慢から始まった旅は十数年を経て、大きく変わった。

 「現地では非合法なのに大もうけしている人や組織がいる。なぜそういう現象が起こっているのか、裏社会と表社会がどんな構造になっているのか。そのカラクリを解いて発表するのが、ジャーナリストとしての僕のいまの『仕事』です」

 そこに暮らす人々の「日常」が取材の主眼であるため、戦争地帯へ足を踏み入れることはしない。取材地選びのモットーは「パスポートで行ける危険地帯」だ。

 「現場で襲われそうになったときはためらいなく、相手を殴れるようにしています」

 ふだんの心がけを聞くと、すごみのある答えが返ってきた。 (ペン・宇都木渉 カメラ・戸加里真司)

 ■まるやま・ごんざれす ジャーナリスト、編集者。1977年生まれ、38歳。仙台市出身。インディ・ジョーンズに憧れて考古学者を志し、國學院大大学院文学研究科で史学を専攻。在学中から海外を放浪し、途中で冒険と研究は別物だと気付き、研究者の道を断念する。2003年に修了後、出版社に就職したが、危険地帯をめぐってきた経験を生かして独立。「丸山佑介」名義でも執筆活動を行っている。『闇社会犯罪 日本人VS外国人』(さくら舎)など著書多数。

 

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