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【伊藤祐靖】北朝鮮による拉致被害者は「救える」 元海自『特殊部隊』が考える方法は… (1/3ページ)

2017.01.20

伊藤祐靖さん
伊藤祐靖さん【拡大】

 じれったい世の中だ。自衛隊の駆けつけ警護をめぐる議論が象徴している。何のために自衛隊を派遣するかという目的より、自衛隊員の安全がクローズアップされた。

 もちろん、人命は大切だ。だが、人命を賭けても必要な行動だからこそ、新たな任務として付与したのではないか。あまりに本末転倒な議論だと感じていた。

 その点、この人の言葉は筋が通っている。自衛隊を離れた現在、これまでの経験をさまざまな人に教えているが、一番伝えようとしているのは「混ぜないこと」だという。

 1つのたとえとして説明してくれた。

 「『こいつを殺す』というのだったら、殺せばいい。『殺す』ということと『自分が生き残る』や『周りの人を巻き込まない』とか『捕まらない』とか、それを全部達成しようとするから難しい。ちゃんと優先順位をつけて、混ぜないように気をつけた方がいいということです」

 過激ではある。ただ、彼が口にすると、リアリティーがある。

 自衛隊時代、能登半島沖での北朝鮮不審船事件では北朝鮮船を追跡し、その後は自衛隊初の特殊部隊の創設に関わった。

 生まれ育った環境も関係しているのかもしれない。父は戦前にスパイを養成したことで知られる「陸軍中野学校」の出身。蒋介石の暗殺命令を受け、それが取り消されないまま終戦を迎え、その後も任務を達成しようとしていた人物だ。

 
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