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【天龍源一郎】妻が大病、罵声浴びて気付いた“うぬぼれ人生” 「おれが好き勝手にプロレスをやれたのは女房と娘のおかげ」 (1/3ページ)

2017.02.02

天龍源一郎
天龍源一郎【拡大】

  • <p>天龍源一郎</p>

 一昨年の引退発表から現役最後の1年を追ったドキュメンタリー映画「LIVE FOR TODAY−天龍源一郎−」が4日公開される。13歳で大相撲入門。幕内まで昇進して、76年に全日本プロレス入り。半世紀以上、体を張ると、さすがにあちこちガタがきた。しかし引退を決めた最大の理由は長年連れ添った7歳下の妻、まき代さんの大病だった。

 「乳がん。ある日女房が『お父さん、どうしたらいい?』と。僕が安易に『手術したほうがいいと思うならするべきなんじゃないの』と答えたら、『そんなこと言ってるんじゃないわよ! 手術のために、いろんなことをどう進めればいいか相談してるんじゃない!』って罵声を浴びせられたんですよ」

 やっと、気づいた。

 「あ、ほんっとにおれはいい加減な亭主だなって。それまでは、おれが自分の体使って家族を食わしてるんだってうぬぼれがあったんです」

 82年に知り合い、半年で結婚。以来、亭主を支え続けた古女房。がんの後、心臓弁膜症や胆石症、糖尿病も患った。体調は一進一退。

 「プロレスで地方に出ると、女房は娘を連れ京都の実家に帰る。『巡業の間、実家に帰してやるなんて心が広い旦那だ』と自画自賛していたけど、実は女房は実家の飲食店で働いて家計の足しにしていたんです」

 仲間と飲み歩いたクラブのツケを、クラブで働いて返したことも。結婚翌年に生まれた娘の紋奈(あやな)さんは父を憎んだ時期もあったが、今は事務所「天龍プロジェクト」を率いる代表だ。

 「ストレスもがんの原因。おれが好き勝手にプロレスをやれたのは、女房と娘のおかげです」

 
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