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【横田早紀江さん】平凡な家庭を襲った『拉致』 日本人全体の問題「北朝鮮のようにおどおどしながらではなく…」 (1/3ページ)

2017.02.03

横田早紀江さん
横田早紀江さん【拡大】

 「自分の人生だけれど、他の人のドラマを見ているような感じがあります」

 これまでの人生を振り返り、そう語る。

 1977年11月15日、長女のめぐみさん(52)=拉致当時(13)=が北朝鮮工作員によって北朝鮮に連れ去られた。それから40年。めぐみさんの拉致が分かった97年以降、夫の滋さん(84)とともに全国を駆け回って早期救出を訴えてきたが、めぐみさんの帰国はかなっていない。

 4日で81歳になる。自身のことを「普通のおばあさん」と話す。そのおばあさんが被害救出運動の最前線に立たなければならない。それこそが、拉致問題の本質を示している。

 想像してみてほしい。普通の家庭の主婦が突然、被害者家族となり、街頭で早期救出を政府に求める署名への協力を呼びかけ、全国を講演して回る。それを何十年も繰り返すのだ。やりたいはずはない。でもやらなければならない。家族が訴えなければ、拉致問題が忘れられ、被害者が帰って来ることができなくなるかもしれないからだ。

 被害者の家族はいずれも普通の人である。国家犯罪である拉致事件に巻き込まれ、救出運動にかかわるとは思ってもいなかった。早紀江さんもまた同様だった。

 「なぜ、めぐみちゃんがいなくなったのか分かりませんでした。『自分が何か悪いことをしたかもしれない』といろいろなことを考えて、泣いてばかりいました」

 
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