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【松崎順一】カセットテープ人気再燃!ラジカセマイスター“再生人”が仕掛ける「現代のカタチ」 (1/3ページ)

2017.03.01

松崎順一さん
松崎順一さん【拡大】

 都心から電車とバスを乗り継ぐこと1時間あまり。築50年を数える足立区の都営アパートの1階に、その異空間は広がっている。

 「これでも少なくなったほうなんです」と話す部屋の主を囲むように、古びたラジカセがうずたかく積まれている。多いときで約1000台が集まるという一室の壁には、古物商の許可証が掲げられていた。

 「昔のラジカセって、部品も当時のものが使われているから、70年代の製品は70年代の音が、80年代の製品は80年代の音がするんですよ。その頃はまだ子供で、憧れたけれど手が届かなかった40〜50代の方からの問い合わせが非常に多いです」

 古いラジカセを整備し、販売する。商品は安くても2万円台。店の奥で長年眠っていた高品質の「デッドストック」ともなれば、20万〜30万円の値をつけることもあるが、「ほしがる方は本当にほしい。奪い合いになります」と明かす。

 「ラジカセも含めて、いまの家電はデザイン的にもスペック的にも遊び心がなくておもしろくない」と語る自身も、購入者と同年代の56歳。

 「現在と違って当時の男の子の憧れは車、バイク、オーディオぐらいでした」。運転免許に手が届かない中学時代、オーディオ機器に夢中になったという。

 「70年代の前半から真ん中あたりは、ラジカセの円熟期で、おもしろいモノがどんどん出てきたんです。中学の頃は電器屋さんに通いつめました。高校に上がってバイトができるようになると、2万〜3万円するラジカセが買えるようになって、すごくうれしかった記憶がありますね」

 
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