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《zak女の雄叫び お題は「猛」》長雨・冷夏の景気への深刻な影響 過去には企業倒産も (1/2ページ)

 先週土曜の夕方のことだ。久しぶりに自宅でのんびりと本を読んでいると、窓の外から急に冷気が吹き込んできた。空はいつの間にか黒い雲で覆われ、「ゲリラ豪雨」の到来を予感させた。次の瞬間、猛烈な雨風が吹き荒れるとともに、ものすごい量のピンポン球ぐらいの大きさの雹が落ちてきた。雷の音に驚き、慌てて窓を閉めようとしたとき、多摩川のあたりに稲妻が落ちたのが見えた。

 日本列島はこの夏、猛烈な異常気象に襲われている。東京では8月に入って21日連続で降雨が観測された。長雨のため8月にしては肌寒い日も多く、消費やレジャー需要、農林水産業などへの影響が心配される。

 調査会社の帝国データバンクが24日、天候不順による企業活動への影響をまとめたリポートを発表した。企業からはさまざまな反応が出ているという。

 悲観的な声としては、「8月はアイスクリームの売れ行きは悪くなる見通しだ」(菓子製造)▽「特にキャンプ用品が苦戦している」(スポーツ用品販売)▽「『雨が降ったから屋内施設へ行こう』とは必ずしもならない」(不動産)-などがあった。

 これとは対照的に、長雨・冷夏で潤う業界もありそうだ。「雨宿りの客が入るケースもある。商品と接する時間が長くなる分、購買にいい影響を及ぼす場面もある」(小売)▽「稲の病気を防ぐ農薬の需要が増える可能性はある」(肥料商社)-といった具合だ。

 リポートでは、タイ米が緊急輸入された1993年の冷夏の企業活動への影響を振り返っている。93年9月~94年8月に決算期を迎えた企業の業績を前年と比較したところ、「繊維・繊維製品・服飾品卸売業」の減収企業の構成比は59・3%と全業種の47・6%を11・7ポイント上回った。「家電・情報機器小売業」は52・7%と全体平均を5・1ポイント上回った。

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