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迫るコスト増&サービス低下… 深刻化する管理人不足に抜本的な解決策がないワケ (1/2ページ)

 日本は全体的に人手不足に陥っている。私が見る限り、業種や年齢層に関係はない。

 先日お会いしたあるメガバンクの行員氏は、年齢が50代初め。なのに支店の役席の名刺を出された。よく聞くと、人手が足りないから銀行から出されないのだと。

 50になって支店長になれないメガバンクの行員は外に出されるものだと聞いていたが、時代は変わった。

 奈良の奥地で木製品の工場を経営している親戚がいる。やはり人手不足で困っていると。パートさんの年齢が高くなり過ぎて、若い人の補充がつかないとか。

 失業率は完全雇用水準をも下回っている。求人率も高い。その一方で、貧困問題は解決の兆しさえみえない。何ともいびつだ。

 マンション業界では、もう10年も前から建設現場での人手不足が建築コストを押し上げる現象に苦しめられてきた。そして今度は、管理人の人材不足がクローズアップされている。

 さもありなん。マンションの管理人需要は増えこそすれ減ることはない。なぜなら、分譲マンションが立ち続けているからだ。

 それに対して、管理人の募集に応募するボリューム層である60代人口が激減している。なぜなら、団塊世代の最後尾は現在68歳。管理人の定年とされる70歳に近づいている。つまり、今の管理人不足は今後ますます深刻化するということだ。

 この問題に抜本的な解決策はない。60代人口なんて、増やしようがない。かといって50代や40代の現役世代にとって、管理人での収入はあまりにも少ない。子供を育てられるレベルではない。

 では、どうなるのか。

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