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高層階は「成功の証し」 階層ヒエラルキーが生む悲喜劇「低層階の人たちは…」 (1/2ページ)

 相変わらずタワーマンション(タワマン)に人気がある。私は何冊か書いた本の中で、タワマンに関しては「必要悪」という立場を取っている。

 都心の限られた場所で多くの住戸を作るためには仕方がないという考え方だ。しかし、多くの人はそう考えない。ここに住むことは成功の証しと考えている。

 タワマンに何かメリットがあるとすれば、それは眺望だ。地上から何十メートルも高い場所だからこそ味わえる開放的な景色が広がる。

 ただ、それは毎日変わらない。私の多くの知人たちもタワマンに住んでいる。彼らに聞くと「飽きるよ」という答えが多い。同じ景色を眺めるのだから仕方がない。

 タワマンには厄介なことも多い。その1つが階層ヒエラルキーだ。

 昨年、「砂の塔」というテレビドラマが放映されて話題になった。分譲価格が高い高層階の住人が、「低層階の人たちは…」というたぐいの発言でヒエラルキー意識をあらわにする。一方、低層階に住む若いお母さんは「うちの主人は高所恐怖症で…」と始終言い訳をしていた。

 ああいういびつな意識は日本人特有のものかと思っていたら、最近DVDが発売されたイギリス映画の「ハイ・ライズ」でも同じようなシーンが出てきたので驚いた。

 以下は都心のタワマンに10年近く住んでいる方から聞いた話。ある人は階層ヒエラルキーに悩み、7階→13階→21階というように、順次高層階へ向かって買い替えているそうだ。ママ友グループで低層階居住をバカにされるのが嫌で、引っ越していった家族を何組も知っていると。

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