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【オーバーロクマル世代応援企業】店舗開発&運営に「頼れる年長者」

★第11回「牛繁ドリームシステム」

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 東京23区を中心に関東一円で約140店舗の「元気七輪焼肉 牛繁」を展開する「牛繁ドリームシステム」(東京都新宿区、高田昌一社長、http://www.gyushige.com)。同社人事部の賀屋吉史氏は「現在、従業員数は約1400人で、そのうちシニアは14人ほど。今後も積極的に採用したいと考えています」と言う。

 同社の定年は60歳だが、以後は1年ごとの契約で延長できるという。この制度の下、現在も第一線で活躍しているのが店舗開発部長の仲嶺邦文氏(63)と武蔵小金井店店長の渡邉功氏(64)。ともに飲食業界歴40年以上の超ベテランだ。

 仲嶺氏は「週5日、フルタイムの勤務です。新店を出すための物件を探し出し、契約して建築や調理器具などを調達、出店まで漕ぎつけるのが仕事です。そのため毎月100カ所くらいの出店候補地を見に行きますが、最終的に開店に漕ぎつけるのは年間10店舗ほどですね」と語る。かなりハードな仕事だ。

 「私より若い上司や同僚、女性もいますが、年齢差や性別はまったく気になりません。定期的な飲み会にも参加しています。時には提案や議論をすることもありますが、そうした機会を通してごく自然にコミュニケーションがとれています。忘年会に誘われたときはうれしかったですね。会社の一員になれたなぁと実感しました」

 仲嶺氏が開発した店舗を運営するのが渡邉氏だ。

 「平日は14時から24時、土日は少し早めで13時30分から23時までの勤務になります。基本的には週5日ですが、6日の場合もあります」。立っている時間が長いが、「とくに疲れるようなことはありませんね」と飄々と語る。

 当然ながら、スタッフは渡邉氏より若いが、「年齢差を特に意識したこともなければ感じたこともないですね。普通に会話していますし、アドバイスや指導などの機会を利用してコミュニケーションを図っています」。たしかに渡邉氏は「頼れる年長者」という雰囲気だ。

 「たまにスタッフのご両親が来店することがあります。お子さんが働いている職場と仕事をしている姿を見ていただけるのはうれしいですね」

 2人のベテランならではの“重み”が職場を支えているようだ。(取材・土金哲夫)

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