zakzak

記事詳細

企業間取引でも…止まらない「ZOZO離れ」 「ユナイテッドアローズ」が撤退へ ゾゾ「今後も取り扱い数は増える予定」

 ■ゾゾ「今後も取り扱い数は増える予定」

 上場以来初の減益見通しとなり、手腕に注目が集まるZOZO(ゾゾ)の前澤友作社長(43)。衣料通販サイトのZOZOTOWN(ゾゾタウン)から離脱する企業が相次ぐなか、若者に人気のセレクトショップ大手「ユナイテッドアローズ」は、長年に渡りゾゾに委託していたBtoB(企業間取引)事業から撤退することを明らかにした。

 2009年からシステムの開発や運用、在庫の保管、発送などインターネットサイトの運用をゾゾに委託していたユナイテッドアローズは、今年10月以降、新たな委託先に変更する予定だ。同社IR・広報部は「今の体制がスタートしてから、自社EC(電子商取引)を構築したい思いがあった。そのためゾゾタウン自体には出店を継続するが、ECの体制はゾゾから切り離す」という。今後いったんは他社ECで運用し、物流のスピード向上やさらなるサービスの向上を目指す。

 ゾゾの決算資料では、同社が受託するサイトは昨年12月時点で18サイトと、同9月から6サイト増、取扱高も66億5600万円と増加傾向にある。ECサイトの運用を手掛けるゾゾの子会社アラタナ広報部は「取扱高が100億円未満の中規模ブランドを中心に取引がある。確かにユナイテッドアローズの取扱高は大きいが、今後も取り扱い数は増える予定で、埋められない穴ではない」と回答した。

 ファッションライターの南充浩氏は「他社ECを利用すれば、手数料の関係などで売り上げはあっても利益額が削られる。そのため大手から順に運用を内製化する方向にある」と解説する。

 また、「体力のあるブランドがBtoBを切り離す動きは、BtoC(消費者向け取引)からも撤退する足掛かりと見ることもできる」と南氏。大手ブランドの不穏な動きは続くのか。

関連ニュース

アクセスランキング