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【オーバーロクマル世代応援企業】責任感や使命感で信頼… 仕込み、接客、新人教育も 「カスタマーズディライト」

★第29回「カスタマーズディライト」

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 東京を中心に北海道から沖縄、さらに海外まで、大衆居酒屋「筑前屋」やハンバーグ業態「肉のはせ川」など国内11ブランド、海外5ブランドを展開する「カスタマーズディライト」(東京都江東区、中村隆介社長、https://www.cs-delight.co.jp)。

 「正社員180人を含む総従業員数は1000人。65歳が定年ですが、会社からの要望と本人の意思があれば延長は可能です。現在は、60歳以上のシニア従業員はアルバイト・パートの方を含め16人です」と中村社長。

 そこで、「筑前屋」グループの責任者として商品開発・物件開発部門で働く北山裕氏(71)と、ステーキ部門鉄板牧場・千葉店に勤務する長谷川潔氏(71)に仕事ぶりを聞いた。

 「63歳の時に採用されて、勤続7年半になります」と北山氏。勤務は1日平均で8時間。「上司や同僚など、職場には年下の方もいらっしゃいますが明るくて友好的。年齢差や性別は気になりません。常に心がけていることはコミュニケーションですね」という。「仕事以外のことでも日常的なさまざまな話題などを交わすこともあります」。仕事では大変なこともあるようだが、「そうした課題を解決することに喜びを感じます」。

 71歳を迎えた現在、健康にはまったく問題がないこともあり、「何歳までとは決めていませんが、健康であるかぎり働き続けたいです」と語る。

 長谷川氏は、勤務形態が昨年8月に正社員からアルバイトスタッフに変わった。「採用されたのが62歳の時ですから勤続9年半になります。勤務は1日平均7時間、週平均38時間になります」という。仕事の内容は仕込みや接客などの全般的な営業と、「鉄板牧場」の理念を遂行できるように、新入社員やアルバイトを指導することだ。

 「自分より若いスタッフもいますが、年齢的な面は気になりません。明るい雰囲気ですよ」。「健康にも問題はありません。あと2、3年は働きたいですね」と元気に語る。

 今後のシニア採用に関して中村社長は、「シニアの方には仕事に対する責任感や使命感、安定感などの面で信頼を寄せています。飲食業の場合、開店前の仕込み、準備、清掃などのポイントで人手が必要になります。そこで、フルタイム勤務ではなく、それぞれのポイントに合致する形でシニアの方の採用を考えています」と締めくくった。(取材・土金哲夫)

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