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増える空き家、空き地活用の選択肢 荷物を置きたい人に「物置」として貸す

★空き家空き地活用(1)

 実家が空き家になって何年たつだろう。これからどうしようか…。最近では、空き家や空き地活用の選択肢が増えている。利益を生み、地域活性化にも役立つ方法はたくさんある。

 まず、自宅の一室や空き家を「物置」として貸し出すのはどうだろう。モノオク(東京都渋谷区)は2018年4月から、荷物を置きたい人と貸したい人をインターネット上でつなげるサービスを手がけている。登録は無料。すでにスペースは全国で2500カ所近くあり、うち半数程度が首都圏だ。住宅の種類別にみると、空き家は全体の2割弱という。

 代表取締役の阿部祐一さんは「子供が巣立って空いた部屋を登録する人もいる」と話す。利用例として目立つのは、自宅の建て替えやリフォーム、引っ越しで入退去のタイミングが合わず一時的に荷物を置く、など。荷物は、ほとんどが宅配や配送サービスで到着する。基本的に依頼者と直接、顔を合わせることはない。ただ、荷物到着時に立ち会いが必要になる。

 利用プランは、保管期間一括と、毎月ごと契約更新の2つ。気になる利益だが、都内の一軒家を貸している人の中には、毎月10万円利益を得ている人もいるという。収入の目安は、1畳あたり5000~6000円。必ず利用者が見つかるとは限らないものの、他の空き家活用と比べて、リフォームなどの初期投資が不要な点がメリットだ。

 当初のマッチング成功時に同社に20%の手数料を払う。毎月ごとの契約を更新するなら、その都度、20%を払う仕組みだ。貸す側と借りる側のやりとりは、トラブル防止のために必ず同社のサイトを利用する。荷物の中身が心配になるが、「当事者間で荷物の中身を確認してから取り扱ってほしい」(阿部さん)。(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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