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【スマートライフ×リアルライフ】『週勤4日週休3日』日本マイクロソフトの挑戦 「働き方が社会を変える」を実践

 日本マイクロソフトが働き方改革の加速に向けて「ワークライフチョイス」を推進する自社実践プロジェクト「ワークライフチョイスチャレンジ2019」をこの夏開始することを発表した。社員一人ひとりが仕事や生活の事情に応じた多様で柔軟な働き方を選択できる環境を目指し、全社員が「短い時間で働き、よく休み、よく学ぶ」ことにチャレンジするという。

 具体的には8月のすべての金曜日を休業し、週勤4日週休3日制にトライアルする。また、期間中に行われた自己啓発に関わる費用、家族旅行やレジャーに関わる費用、社会貢献活動に関わる費用などの補助も実施するそうだ。

 ワークライフバランスではなくチョイスというのは、社員全員に一律の働き方を求めるのをやめるということだ、と同社は言う。だからこそ、ワークかライフかの二択ではなく、その比率を重視する。さらに選択肢としてのワークとライフにし、人が人生でより生きがいを感じることに時間を使うチョイスによって、一人ひとりの多様性と主体性を生み出し、そこで育まれる社員の創造性を発揮してもらおうというわけだ。つまり、その背景にあるのは「働き方を変える」のではなく、「働き方が社会を変える」という考え方だ。

 同社の平野拓也社長は、「この施策は自分自身にとっても大きなチャレンジだ」という。なにしろ、同氏は現在、月~金曜日にほぼ15分から30分おきに入っているスケジュールをこなしているわけだが、それを月~木曜日に圧縮する必要があるからだ。つまり、これまで5日間かけてやってきたことと同じアウトプットを4日間で出さなければならないのだ。

 平野氏は、これを「前向きのディストラクション」と称している。今あるものをとにかくいったん壊してしまって新しい何かを見いだすということだ。しかも同氏は就労日の中の2時間を自分が考えをまとめる時間にあてようと考えているという。つまり、圧縮度をさらに高める必要がある。

 顧客対応についてはどうするのか。こちらはシフト制などを敷くことで顧客に迷惑がかからないようにするという。期間中は日本マイクロソフトの全オフィスがクローズするそうだが、本当にそんなことが可能なのだろうか。

 また、ビジネスパートナーに対しても、事前に事情を周到に伝え、迷惑をかけない範囲で仕事のやり方を変える提案をするという。早い話がこれは巻き添えであり、平野氏がいうところのディストラクションだ。そのくらい極端なところから始めないと何も生まれないと同社は考えているようだ。 (山田祥平)

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