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【AI時代の発想術】未解明遺跡の宝庫・南米で思いついた「AIの使い方」

 2週間ほど、南米をうろついてきた。今回は旅日記を兼ねて、南米で思いついた「AI(人工知能)の使い方」を紹介する。

 ペルーの「マチュ・ピチュ」は標高2430メートルの高山にある「古代インカ帝国の石城」だ。その中には王室、巫女、兵士、神官の部屋などがある。

 ある時、この王室の床をフランスの発掘チームが赤外線センサーで撮影したところ、棺が埋めてあるのがわかった。しかし、なぜかペルー政府は発掘を許さないままだ。

 そこで考えついたのが、赤外線以外のたとえば温度センサーや振動センサー、その他いろいろなセンサーでマチュ・ピチュを探査してみれば、棺どころか場合によっては金銀が出てくるんじゃないかということだ。

 ペルー政府のご機嫌を損ねないようにリマの大学に話を通し、「多次元センサー機材を提供するから探査してみないか」「検出されたデータはAIスペシャリストのチームに解析させて結果は大学の手柄にするからやってみないか」と冗談まじりに提案してみたところ、意外とノリノリになり、話が盛り上がって朝まで飲み明かした。

 悪ノリついでに、ナスカの地上絵も空中から多次元センサーで撮影してみよう、という話が飛び出した。何キロという広大な砂漠に、飛行機もない時代の人間があんな大きな絵を描いたのはなぜか。何のために、誰に向けて描いたのか…。

 実際に飛行機の上から見ると、滑走路のようなものまで見えた。山の中腹には宇宙服を着たガチャピンみたいなキャラクターが天を指さしていた。これはUFOにメッセージを送っているんだな、と思えた。公共事業説、雨ごい儀式説、王様の成人儀式説などあるが、いずれも定かではなく、想像は広がるばかりだ。

 ここを最先端のデジタルセンサーで撮影してAI解析すれば、地下に宇宙船が格納されているのが見えるんじゃないか、とまで思えてならなかった。

 南米にはマヤ文明跡やイースター島、アマゾンなどに、いまだ解明されていない遺跡が多い。そこから思わぬ人類の真実がわかる日がくるのではないか。

 ここ1年で、電子データをAI解析することで、ブラックホールの撮影など今まで知りえなかった驚嘆の真実が次々と報告されるようになっている。われわれが当たり前だと思っている日常の周りのことをもう一度好奇心のアンテナを張って見れば、センサーAI解析で思わぬことがわかる時代になっているのだ。

 人類は好奇心の力で進化してきた。AI時代には、これまでわれわれが当たり前だと思っていた日常の中に、さらなるロマンと真実が発見されるような気がする。つまり、AI解析はロマンの道具なのだ。(プランナー・久保田達也)

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