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正真正銘のメイドインジャパン! スニーカーと革靴のいいとこ取り、理想のビジネスシューズ

 昨年3月からスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」を発足させた。国民医療費が40兆円を超えることから「スポーツを通して健康増進を」と日常生活の中で歩く習慣をと1日8000歩を目安に奨励歩数としたり、目的地の一駅手前から歩くことを提案している。

 そのためにスニーカー通勤を奨励しているが、現実はむずかしい。通勤にスニーカーを履けるのは自由業に近い人たちに限られるし、ビジネススーツにスニーカーというのは具合が悪いのが現状だろう。靴というのはそれを見られて、そのひとを判断される大切なものだ。

 「Made in Japan」があらゆる分野ですぐれた製品の代名詞になっているが、この定義をご存じだろうか。 〔1〕日本企業が日本国内で日本の部品を使い製造したもの、これ正真正銘の日本製だと思う。〔2〕海外企業が日本国内で日本の部品を使って生産したもの、これも納得。

 しかし、〔3〕日本企業が日本国内で部品を海外から仕入れて日本で生産したもの、〔4〕海外企業が日本国内で部品を海外から仕入れて日本で生産したもの、となると考えてしまう。日本製という靴を多く見かけるが、海外で部品の組み立てをしてから日本国内で最終仕上げ(靴底をつける)をしたものを日本製と表示できることを知ると複雑な思いになる。

 東京都内に靴メーカーは約100社あるが、すべての工程を日本でやっているのは10本の指にも届かない。そんな中にあって秋田県横手市に自社工場を持ち、日本製にこだわった靴を作っているリフト(www.lift-shoes.co.jp)が、スニーカーと革靴とを融合させた理想のビジネスシューズを誕生させた。

 写真の「LIFT」ブランドの靴(3型各3色あり、税別3万円)は、丈夫で型崩れがしにくく履きこむほどに履き心地の良さが増してくる高級革靴製法に、オリジナル設計のスニーカーと同じ靴底と特許出願中の“足本来の自然な動きを妨げずサポートする新開発の独自製法の発泡ウレタンのソール”を組み合わせた。革靴の良さとスニーカー並みの機能と歩きやすさを実現した一足である。

 いくら良い靴を履いていても汚れていたり、かかとがすり減っていたら、上質なビジネススーツのおしゃれも台無しになるから要注意。

 ■執行雅臣(しぎょう・つねおみ) ファッションジャーナリスト。福岡県出身。中央大学卒業後、文化出版局入社。『装苑』『ハイファッション』『MR・ハイファッション』などの編集長を経てフリーに。毎日の街歩き情報をブログameblo.jp/3819tune1224/)でつづっている。

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