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【スマートライフ×リアルライフ】クルマと相性抜群の「VR」 FIAT「500X」発表会で“疑似試乗”

 イタリアの自動車メーカー、FIATがSUVの「500X」を刷新し、日本での発売を開始した。デザインを変更し、新世代エンジンを搭載してのデビューだという。仕様や装備が向上したにもかかわらず、300万円を切ってのスタート価格というのはチャレンジングだ。

 500Xの「X」は未知なる「夢」と「クロスロード」を意味するそうだ。まさに未知の体験を提供するということで、その発表会にはVRアーティストのせきぐちあいみさんが招かれ、VRによるペインティングパフォーマンスを披露した。

 VRというのはバーチャルリアリティーの頭文字をとったもので、日本語では「仮想現実」と訳されている。現在は、頭からかぶってゴーグルのように装着するヘッドマウントディスプレーに映し出される映像を体験するというのが一般的な体験方法だ。

 せきぐちさんのVRパフォーマンスは、本人がこのヘッドマウントディスプレーを装着し、彼女が見ている映像を大型モニターに映し出すことで、そこでの彼女の体験を疑似的に眺めることができるというものだ。

 クルマに限った話ではないが、数百万円の買い物をするのに、数時間の体験ではなかなかその真価を理解しにくい。VRのような技術を活用すれば、実際に試乗したのに近い感覚を体験できる。もちろん、エンジンのパワフルさといったことを疑似体験するのは無理だが、運転席に乗り込んだときの雰囲気などは確実に感じ取れるはずだ。

 また、買う側のみならず、作る側も、あれこれ試行錯誤するためにコンピューターによる設計図をもとにVRデータを作り、実際に体験できるようにして、それを設計にフィードバックするといった用途が広がっている。いろいろな意味で、クルマとVRは相性がいいわけだ。また、不動産の分野などでも積極的にVRが使われるようになってきている。

 最近は、高齢者の運転に関する話題が多く、早期の運転免許返納などが求められる世の中になってきている。その一方で、自動運転の技術も日進月歩で進んでいる。法律の整備を待つばかりという状況でもある。

 将来的に自動車は、運転や移動のためだけでなく、居住空間としての価値も求められるようになるだろう。安全と快適の両立だ。クルマの購入にはVRが当たり前という時代がすぐそこにやってきている。(山田祥平)

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