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【こんな時代のヒット力】日本初のJAS認証、サラダコスモ「有機スプラウト」 中身の見えないパッケージが売り場で存在感

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【こんな時代のヒット力】日本初のJAS認証、サラダコスモ「有機スプラウト」 中身の見えないパッケージが売り場で存在感

 今まで、もやし、アルファルファ、ブロッコリー、かいわれ大根など、スプラウト類(豆類や野菜の種子などを発芽させた食用新芽)にはオーガニック認証がなかった。先進国のEUなどでは認められていたが、日本の有機農産物のJAS規格では、土壌に由来する農地の生産力の発揮が原則の一つとなっていたため、水耕栽培のスプラウト類は対象外だった。

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 1945年創業、スプラウト類生産の大手であるサラダコスモ(岐阜県中津川市)は、「世界水準のオーガニック水耕栽培を行っているのにと、20年、悔しい思いをしてきた」(営業本部長兼総合企画室長、宮地隆彰氏)という。

 それが、2015年12月に実施された有機農産物のJAS規格の改正で、もやしやスプラウトがオーガニック認証の規格対象になった。これを受け、「好機到来!」と、日本初、業界初の有機JAS認証を申請した。

 しかし、日本初のスプラウトのJAS認証は決して楽な道のりではなかった。まず安定的なオーガニック原料の確保。もちろん種はオーガニック、生産する工場もオーガニックに準じなければならない。オーガニック水耕は肥料などを使わず、「水の力、種の力」のみで育てた安全安心なものを指すのだ。

 同社は試行錯誤を繰り返し、種はオーガニック・スプラウトの本場、イタリアから輸入。培養地には保湿性の高い紙を採用。水は、有機スプラウトに恵那峡の地下水、もやしには信州中央アルプスの地下水と工夫した。

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  • サラダコスモ「有機スプラウト」

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